転職回数が多くなるほど満足度は低くなり、離職意向は高くなる傾向~1万人データから探る、社員の離職要因とエンゲージメントに関する分析レポート【転職回数別編】:アスマーク
マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマーク(旧株式会社マーシュ)(東京都渋谷区東、代表取締役:町田正一)は、同社が運営する「D style web」のアンケートモニター会員1万1,888人(※1)に対して、当社が開発したES調査(ASQ)と同内容のアンケートを2019年3月14日~2019年5月7日の期間で実施し、離職意向とエンゲージメント(愛着心・思い入れ)に関する分析レポートを公開しました。
(※1)会社経営・役員、フリーランス・自営業、パート・アルバイト、無職の方を除く全国15歳以上の男女
2019年5月20日に【職種別・役職別編】、同7月22日に【業種別編】を公開し、今回は【転職回数別編】とし別確度から分析しました。同じ1万人の回答データを【転職回数別】で分析し、 満足度と離職意向の関係性と離職回数別の特長についてまとめております。
日本企業において人材不足が最重要課題のひとつだと捉えられている昨今、人事戦略のひとつとして、従業員の会社に対するエンゲージメント(愛着心・思い入れ)、モチベーションの把握と組織がどうあるべきなのかを知るために、多くの企業が従業員満足度調査(以下、「ES調査」)を導入しています。
ES調査で指標のひとつとなるのが、業界のベンチマークデータです。
この度、当社が開発したES調査(ASQ)のリリースにあたり、ベンチマークデータの分析レポートから見えた傾向について一部公開いたします。
<調査結果>
【エンゲージメントの総合結果】
Q.あなたは、今の職場で働くことに満足していますか。(SA)
・満足度:38.7%
Q.あなたは、この職場で働き続けたいと思っていますか。(SA)
・離職意向:25.6%
※“エンゲージメント”を図る指標として満足度と離職意向を採用
【転職回数別にみる社員タイプ】
・転職回数は3回までがボーダーライン
模範型社員は、転職回数3回までに多くみられ、4回以上になると急減し、受け身社員が多くなる。
【転職回数別満足度】
・40歳前半が満足度の分岐点となり、転職回数が多い程低くなる
40歳にかけて一時的に下がるものの、45歳以降は上昇する。
また、転職回数が多くなるほど満足度は低くなる。
【転職回数別離職意向】
・40歳前半が分岐点となり、転職回数が多い程高くなる
40歳にかけて一時的に上がるものの、45歳以降は再度低くなる。
また、転職回数が多くなるほど離職意向が高くなることから、不満があって転職を繰り返している人は、転職の度に条件が悪くなっているものと推察される。
※離職意向に効いている要素と総合評価はこちらから
<調査概要>
当社のES調査サービスASQの計83問
※今回はベンチマークデータの分析レポートを一部公開しております。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社アスマーク https://www.asmarq.co.jp/ /9月25日発表・同社プレスリリースより転載)