2018年12月の転職求人倍率は前月比+0.13ポイントの2.49倍。求人数は最高水準を維持。引き続き企業・転職希望者ともに動きは活発~「doda 転職求人倍率レポート」:パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2018年12月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2018年12月の概況
2018年12月の転職求人倍率は、前月比+0.13ポイントの2.49倍となりました。求人数は前月比99.8%、前年同月比105.5%となりました。転職希望者数は前月比94.4%、前年同月比121.6%でした。
業種別にみると、「その他」を除く8業種のうち「IT・通信」で求人数が増加しました。求人の増加率は、前月比106.2%でした。職種別では、11職種のうち「技術系(IT・通信)」「技術系(メディカル)」「専門職」「事務・アシスタント系」の4職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「事務・アシスタント系」(前月比106.0%)、「技術系(IT・通信)」(前月比104.8%)でした。
■解説 ~4月入社に向け、企業の採用意欲がさらに高まり求人数が増加。転職先の選択肢も広がる~
12月の求人数は、年末の繁忙期で新たに人材募集を始める企業が少なかったものの、微減に留まりました。11月から2カ月連続の減少となりましたが、減少幅はわずかで、過去最大級の水準を維持しています。転職希望者数は、例年11月の90%ほどとなりますが、今年は94.4%と12月に入っても多くの人が転職活動を行っていたことが伺えます。
企業の中途採用への期待は引き続き高く、特に1月は4月入社に向けた採用がピークを迎えるため、求人が増加するでしょう。ただ、ここ数カ月、求人数は横ばいで10月に過去最高値を更新後、一服感があります。今後の経済動向次第では、4月以降の採用計画を変更する企業が出る可能性はありますが、当面の間、求人数は過去最大級の水準が続く見込みです。転職希望者にとっても、転職先の選択肢が非常に多い時期となることが予想されます。(doda編集長 大浦 征也)
※dodaサイトでご覧いただける「doda転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
■2019年上半期 転職市場予測 ~専門性を持つ人材ニーズの高まりが、さまざまな分野に広がる~
2019年上半期(1月~6月)は求人数が豊富な状況が続くでしょう。求人の増加幅はやや落ち着きますが、求人ニーズは高いまま推移しそうです。
複数の分野で「専門性のある営業職」と「データ活用の専門職」に注目が集まっています。「専門性のある営業職」は技術的な経験や業界特有の知識を持つ人材のニーズが高まりそうです。エンジニアの経験を活かして営業にキャリアチェンジすることや、金融や医療の業界経験を強みとして異業界の営業に転職するなど、転職先の選択肢も広がっています。「データ活用の専門職」は、IT・通信、電気・機械、企画・マーケティングの3つの分野で「データサイエンティスト」が、企画・マーケティングでは「Webマーケティング」も注目職種です。社内に蓄積される大量のデータを活用し事業貢献できる人材が求められると言えます。(doda 編集長 大浦 征也)
※ 「転職市場予測2019上半期」は、2019年1月7日(月)dodaサイトで公開しました。
14の業種・職種ごとに詳細な解説を掲載しております。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /1月15日発表・同社プレスリリースより転載)