Z世代は57%が教育を通じて就職の準備が良好、または極めて良好に整ったと回答したが、日本では26%に留まる~Z世代のテクノロジーと就職に対するグローバルな意識調査:デル
デルは、デル テクノロジーズが委託したZ世代(1990年代半ばから2000年代の初めに生まれた世代)のテクノロジーと将来の仕事に関するグローバルな意識調査の結果を発表しました。
■概要
・Z世代がデジタル化を推進:Z世代はテクノロジー ファーストの考えとともに、テクノロジーと、テクノロジーが働き方や生活を変革し得る事を理解し、企業のデジタル化を推進する可能性がある
・5つの世代が職場で共存:企業は従業員が共通点を見出せるよう支援する必要がある
・Z世代は57%が教育を通じて就職の準備が良好、または極めて良好に整ったと回答したが、日本では26%に留まる
・Z世代の52%は職場で求められるソフト(ヒューマン) スキルよりテクノロジー スキルに自信を持つが、日本では23%と隔たりがある。いずれも職場で求められる適切なスキルと経験を不安視(グローバル94%、日本:91%)
■調査結果のハイライト
調査の結果から、まもなく労働力人口に加わるZ世代はテクノロジー ファーストの考え方を持ち、テクノロジーと、テクノロジーが働き方や生活を変革する可能性を深く理解し、企業をさらにデジタル時代へと向かわせる推進力となり得ることがわかりました。一方で、Z世代の就職は職場における5つの世代間のギャップを拡大させる可能性があります。
本調査は、世界17か国、12,000人以上の16~23歳の高校生と大学生を対象に2018年8月から9月にかけて実施され、日本における回答者は718人でした。主な回答結果は次のとおりです。
・98%(日本:92%)は正規教育の一部としてテクノロジーを利用した経験を持つ
・91%(日本:78%)は類似した条件の就職機会を選択する際に職場が提供するテクノロジーを重視
・80%(日本:60%)は最先端テクノロジーを活用できる業務への就職を希望 ― そのうち38%(日本:31%)がIT管理部門、39%(日本:24%)がサイバー セキュリティー分野、46%(日本:31%)が技術研究開発職に関心を持つ
・80%(日本:60%)はテクノロジーと自動化がデータに基づく意思決定などにおける偏見を排除し、より公平な就職環境を生み出すと考えている
回答者の大部分にあたる89%は、人間とマシンによるパートナーシップの時代を迎えていることを認めています。そのうち、51%(日本:33%)は人間とマシンがチームとして統合、連携すると考え、38%(日本:47%)はマシンを必要とする時に使用するツールとして考えています。
■日本のZ世代はテクノロジー スキルよりソフト スキルに自信
多くのZ世代はテクノロジーの扱いについて自信を持っていますが、企業に求められるソフト スキルと経験については不安を感じています。日本の学生は唯一テクノロジー スキルよりソフト スキルに自信を持っていることが分かりました。回答者の73%(日本:28%)は自分のテクノロジー リテラシーが高い、または極めて高いと評価し、68%(日本:49%)は平均以上のコーディング スキルを持っていると回答しています。また、77%(日本:40%)はテクノロジーに対する習熟度が低い年上の同僚のメンターになりたいと回答しています。しかし、94%(日本:91%)とほぼ全員が将来の就職に対して何らかの懸念を持っています。
・57%(日本:26%)のみが、教育を通じて就職の準備が良好に、または極めて良好に整ったと回答
・52%は、職場で求められるテクノロジー スキルに自信を持っているが、それ以外のスキルについてはその限りではないと回答。日本は、対象国のうち唯一テクノロジー スキル(23%)よりソフト スキルに自信があると回答(36%)。
<本調査について>
この調査は、デル テクノロジーズの委託により、独立系調査会社のDimensional Researchが2018年8月から9月にかけて実施しました。本調査はオンラインで実施され、世界17か国の16~23歳の高校生と大学生12,000人以上の個人が対象となりました。日本では、16歳から23歳の学生718人を対象に本調査を実施しました。また、今後数年内に労働力人口に加わるZ世代の生徒・学生のテクノロジーと職場に対する現在の姿勢と考え方に関する正確なデータを収集した最大の調査の1つです。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(デル株式会社 http://www.dell.co.jp//11月22日発表・同社プレスリリースより転載)