159社の「採用ブランド力」を調査、入社の決め手となる魅力因子を分析~「ビズミルブランドサーベイ」:揚羽
株式会社揚羽は、「クリエイティブ&リサーチ」を強みに、企業の効果的な採用活動支援を目指し、昨年2017年9月より「企業における採用ブランド力」を調査する新サービス「ビズミルブランドサーベイ」を始動しました。本サービスは、学生を対象にしたアンケート調査で企業の「採用ブランド力」を測定し、求める学生の志向傾向を明らかにすることによって各社の採用課題を探るものです。
今回は、昨年に引き続き、2018年度版「学生の志向性及び企業イメージの大規模調査」として、働く現場を映像で紹介するキャリア情報サイト『ビズミル』に登録している学生のうち、3,593名を対象にアンケート調査を実施しました。
セグメント別で入社の決め手となる魅力因子を明らかにすると共に、学生らに認知度のある企業159社の「採用ブランド力」(全学年対象)を調査しました。
今後も株式会社揚羽は、「採用ブランド力」の定点観測によって安定的な人材採用に寄与すると共に、採用活動の継続的な支援を行っていきます。
■調査1.2018年度「採用ブランド力」と「入社意欲」の相関関係図
本年も、昨年同様「採用ブランド力」と「入社意欲」との相関係数が0.71(2017年度の相関係数は0.70)となり、相互に相関関係があることが明らかとなった。
・入社意欲度は、企業に対する入社意欲を 「企業名を知らない」から「第一志望である」の7段階で収集
・ブランド力は、企業の魅力を50項目に分類し、それぞれの企業に対して各項目(イメージ)の有無を収集
・上記2つの数値は、左記の分布図の通りに集計され、相関関係が示された。相関係数を算出すると、0.71を示した。
■調査2. セグメント別でみる、「入社意欲」を高める要因
魅力因子50項目の中から「入社意欲」に影響がある項目(※1)をセグメント別(※2)で抽出。
(※1)重回帰分析でP値0.05以下だった項目
(※2)1.全学生、2.就活前・3.就活後、4.文系・5.理系、志向タイプ8種類(6.安定の実現、7.社会貢献、8.独立、9.チャレンジャー、10.マネージャー、11.アントレプレナー、12.スペシャリスト、13.ワークライフバランス)
・就活前は、「マーケットにおいて優位なポジションにいる」、「ダイナミックな活躍ができる」等、事業規模や業界内ポジションなどが挙がったが、就活後は、「失敗の許されない仕事が得られる」、「自身の働いている姿が想像できる」など、与えられる仕事の質、社員・社風マッチなどを気にする傾向がみられた。
・理系では、「マーケットにおいて優位なポジションにいる」が挙がった。今回も業界や個社の魅力についての関心項目が強く挙がった。一方、文系学生は「自身の働いている姿が想像できる」、「会社の雰囲気が自身の性格と合っている」などが挙がり、企業との相性を指標とする傾向が強く見られた。
■調査3.「採用ブランド力」ランキング/TOP20(全学生)
1.Google
2.アマゾンジャパン
3.リクルート
4.楽天
5.トヨタ自動車
6.サイバーエージェント
7.Yahoo Japan
8.東京海上日動火災保険
9.マッキンゼー・アンド・カンパニー
10.ディー・エヌ・エー(DeNA)
11.ボストンコンサルティング
12.伊藤忠商事
13.ゴールドマンサックス
14.三菱商事
15.三井物産
16.ANA(全日本空輸)
17.サントリー食品インターナショナル
18.三菱ケミカル
19.住友化学
20.住友商事
・プラットフォーマーと呼ばれる企業や、メガベンチャーと呼ばれる企業が「採用ブランド力」ランキングにおいて上位を占めた。
・近年、急成長を遂げた企業が名を連ねた。メディア媒体を通じた情報接点が増え、学生たちのイメージ形成に繋がっているか。
【2018年度採用ブランド力調査概要】
・調査内容
「採用ブランド力」の調査
・調査期間
2018年7月28日~8月12日の期間
・調査方法
インターネット調査
・調査回答学生
「ビズミル」に登録している学生のうち、有効回答の得られた大学生・大学院生 3,593名
・学年
就活前(大学1年生~3年生・大学院1年生):58%
就活後(大学4年生及び大学院2年生):42%
・文理
文系:69% 理系:30% その他:1%
・志向タイプ
組織心理学者として世界的に高名なMITスローン経営大学院名誉教授エドガー H. シャイン博士の研究成果「キャリア・アンカー」を基に、下記8つのタイプに分類
1)ワークライフバランス、2)社会貢献、3)チャレンジャー、4)独立、5)アントレプレナー、6)マネージャー、7)安定の実現、8)スペシャリスト
・調査対象企業
有効回答が得られた、認知度のある企業159社に限定して調査。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社揚羽 http://www.ageha.tv//11月1日発表・同社プレスリリースより転載)