リクルート「Tech総研」研究レポート
組み込みソフトエンジニアの転職市場を探る
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家電、IT、自動車など、今どきのモノ作りに欠かせない存在である、組み込みソフトエンジニアの転職市場に異変が起こっています。経済産業省は2006年、組み込み系エンジニアの総需要が28万7000人であるのに対し、すでに9万4000人もの不足が生じているという調査結果を発表しました。
これまで組み込み系といえば、制御技術や情報端末のコアテクノロジーに位置づけられ、メーカーは人材を新卒採用で充当し、中途採用は相当レベルの実務経験者に限られることが多かった分野。今日ではその状況は一変し、組み込み系の知識があれば実務経験問わずというもの、さらにはC言語などの基礎知識があれば、工学系の経験を問わないという、事実上の「スキルフリー」募集すら散見されるようになっています。
さらに、組み込みソフトエンジニアの絶対的な不足への対応が迫られる今日、注目を浴びているのは、異分野のエンジニアの再教育ビジネス。本来は組み込みの知識がないエンジニアが知識を得るの簡単なことではありませんでした。
ポータルサイト「GOO」の運営会社として知られるNTTレゾナントは2006年11月、メイン事業のひとつであるイーキューブオンライントレーニング(インターネットを介した通信教育)に、組み込みソフトウェアコースを加えました。現在、入門、入門実践、初級、初級実践の4カリキュラムが開設されており、所要時間は1カリキュラムあたり約60時間。180時間をクリアすれば、組み込み系の開発に従事するための最低限の知識を習得できるというものです。
現在は人材派遣会社の研修向けですが、一般ユーザーへの公開も計画されているということで、組み込み系のスキルを通信教育で普通に身につけられる時代が、すでに到来しつつあるようです。
レポートでは、実際に業務系から組み込み系に転身したエンジニアの実例とともに、組み込み系エンジニアへの転身の条件なども分かりやすくご紹介しています。
■ 詳細は下記URLにてご覧ください。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001031&vos=nyternns000000000001
(リクルート http://www.recruit.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・3月22日)