フジスタッフ、チャレンジド支援事業部
しょうがい者の紹介予定派遣・人材紹介を開始
フジスタッフ(東京千代田区、増山律子・代表取締役社長)は、2005年4月に『障害者雇用促進室』(現、チャレンジド*1支援事業部)を設置し、しょうがい者の社会的自立の支援としてしょうがい者雇用の推進をしてまいりました。この度、しょうがい者雇用と並ぶ二本目の柱として、しょうがい者の紹介予定派遣および人材紹介を開始いたしました。企業からの要望も多く、既に大手企業を中心に人材派遣・人材紹介が決まりつつあります。
※「チャレンジド」とは「障害者」にかわる言葉で、「挑戦する人」を意味します。
■ しょうがい者の紹介予定派遣・人材紹介を開始
現在、一定の要件を満たす事業主はしょうがい者の雇用が義務付けられており、2006年6月時点での民間企業におけるしょうがい者の雇用状況は、2005年度を上回る1.52%1となりました。しかし、雇用義務制度2で定められたしょうがい者雇用率3の1.8%には遠く、納付金などの経済的負担やしょうがい者雇用新3ヵ年計画の提出義務など多くの企業にとってしょうがい者の雇い入れは大きな課題となっております。このような現状の中で、フジスタッフはしょうがい者の社会的自立の支援の一環としてしょうがい者の紹介予定派遣および人材紹介を開始いたしました。
しょうがい者の紹介予定派遣や人材紹介は、一方でビジネスであり、また同時に「社会貢献」でもあります。昨今のしょうがい者に対する福祉は単なる保護ではなく、自立を支援することに重点をおいています。この意味からも、就労の支援をすることが非常に重要になってきているのです。
【 しょうがい者応援プログラム 】
フジスタッフではしょうがい者のスキルアップを支援するため「しょうがい者応援プログラム」を用意しております。「しょうがい者応援プログラム」はパソコン研修とCAD研修の2種類があり、特にパソコン研修は聴覚しょうがい者による聴覚しょうがい者のための研修としてインストラクターが手話で行います。(宇都宮・首都圏)
■ 聴覚しょうがい者のためのパソコン研修(※首都圏・宇都宮のみ実施)
初心者から上級者までインストラクターが手話で研修を行います。≪研修内容≫ Words/Excel
■ フジCADアカデミー しょうがい者割引(※首都圏・宇都宮のみ実施)
2次元CAD・3次元CADの受講料を通常の50%OFF。≪研修内容≫ 【2次元】AutoCAD 【3次元】CATIA・SolidWorks
【 チャレンジド支援事業部 】
チャレンジド支援事業部は2005年4月にしょうがいを持つ人のキャリアを支援し、誰もが自分の可能性を追求できる社会の実現を目指し発足されました。現在、当社では45名のチャレンジドの皆さんがそれぞれの能力を活かして働いています。チャレンジド支援事業部を中心に、健常者社員の手話勉強会の定期的な実施やスタッフコミュニティーマガジン『fu-fa』を活用してのチャレンジド社員紹介などすべての人が働きやすい職場環境づくりに取り組んでおります。また、社内では、手話通訳付の社員研修や聴覚しょうがい者による聴覚しょうがい者の為の手話でのパソコン研修の実施などさまざまな試みに取り組んでおります。
*1「チャレンジド」とは
「チャレンジド」とは「挑戦という使命や課題、チャンスを与えられた人」という意味を持ちます。今までしょうがいをもつ方に対して用いられてきた「障害者」の「障」は「差しさわりがあること」、「害」は「そこなうこと」を意味し、「障害者」という言葉は人権尊重の立場からすると好ましくない言葉でした。アメリカではしょうがい者を意味する「Handicapped」や「disability」という言葉が、「Challenged」へとかわりつつあり、新しい辞書にはこの言葉が採用されているものもあります。当社では、しょうがい者雇用に積極的に取り組んでおり、多くのしょうがい者が健常者社員と席を並べて働いています。この中の社員より、「障害者」という言葉が障害を持つ者にとって「いかに不快感を与える言葉であるか」という指摘を受けたことから、「障害者」ではなく、「チャレンジド」と呼び、障害を表す時には「しょうがい」とひらがな表記することといたしました。
(フジスタッフ http://www.fujistaff.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・3月14日)