2人1人が「勤め先の会社にて個人の目標設定をしている」と回答。「上司によって求められる指標が異なっていたため困惑したことがある」会社員は8割~『目標管理の実態と従業員の本音に関する意識調査』(HRBrain調べ)
株式会社HRBrain(本社:東京都港区/代表取締役社長:堀 浩輝 以下、HRBrain)は、各企業で「考課面談」が行われる9、10月を前に、全国の人事評価を受ける立場の会社員男女600名を対象に、「目標管理の実態と従業員の本音に関する意識調査」を実施しました。
本調査では、「目標管理の実態」や「従業員の目標に対する姿勢」について、以下のような調査結果が得られました。
【調査結果のポイント】
<日本の会社の目標管理の現状!決して効率的とは言えない結果に…>
・ 2人に1人が、勤め先の会社にて個人の目標設定をしていると回答
・ 日本の会社の約7割が、未だにアナログ的な手法で目標管理シートを管理している
・ 上司によって求められる指標やフィードバックが異なり、困惑したことがある会社員は8割も存在
<設定している目標は「名ばかり目標」!? 面談時しか意識できていない目標の実態…>
・ 約8割の会社員が、面談や提出日直前になって、“その場しのぎ”の目標設定をしたことがあると回答
・ 6割以上の会社員が、一定の時期のみ、またはまったく目標を意識できていないことが判明
・ 目標への意識が低い原因として、「目標を振り返るタイミングが少ないから」「その場しのぎの目標だから」などの声が多数
【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:人事評価を受ける立場の会社員男女600人(役職がない一般社員(正社員))
サンプル数:600
調査期間:2018年8月18日~20日
調査方法:インターネットリサーチ
※本資料に含まれる調査結果をご掲載頂く際は、必ず『HRBrain調べ』と明記下さい。
【調査結果詳細(抜粋)】
①目標管理の実態
(1)49.2%が、勤め先の会社にて個人の目標設定をしていると回答
小規模の会社ほど、個人の目標を設定していない傾向あり
全体の49.2%の会社員が、勤め先の会社にて個人の目標設定をしていると回答しました。会社の規模別に見ると、従業員数25人未満の会社では12.1%、従業員数25人以上-100人未満の会社では41.4%しか目標設定をしておらず、従業員数が少なくなると個人の目標を設定していない傾向にあることがわかりました。
(2)8割の会社員が上司によって求められる指標、フィードバック等が異なっていたため、やりづらい、困惑したことがあると回答
これまでに部署異動や新しい上司が就任した等の引き継ぎのタイミングで、 上司によって求められる指標、フィードバック等が異なっていたため、やりづらい、困惑したことが「よくある」が26.1%、「たまにある」が53.9%と、人によって評価軸が異なることが弊害を起こしていることがわかります。
②目標設定への意識の実態
(1)64.1%の人が、目標を意識できていない、もしくは一定の時期しか目標を意識していないことが判明
「設定した目標を常に意識して、日々の仕事に取り組んでいる」と回答した会社員はわずか35.9%となり、一方で「査定時期や面談時期のみ、目標を意識して仕事に取り組んでいる」が45.8%、「目標を意識していない、または、覚えていない」が18.3%と6割以上が常に目標を意識して仕事に取り組んでいないと回答し、「名ばかり目標」となっている現状が明らかになりました。
(2)目標への意識が低い原因は、「目標を振り返るタイミングが少ないから」が最多
目標への意識が低い原因については、「目標を振り返るタイミングが少ないから(上司や目標に対するコミュニケーションが頻繁ではなく、忘れてしまう)」が46.6%と最も多く、次に「面談のためだけのその場しのぎの目標設定になってしまっているから」42.9%、「設定した(された)目標に対して納得いっていない、または、機能していないと感じているから」27.0%と続きました。目標を振り返るタイミングの少なさとその場しのぎの目標設定が、低い目標意識の原因となっている傾向にあることがわかりました。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社HRBrain https://www.hrbrain.co.jp/ / 9月3日発表・同社プレスリリースより転載)