毎日コミュニケーションズ、2008卒対象
「就職活動アンケート 2月の動き」調査結果を発表
就職情報サイト「毎日就職ナビ」( http://job.mycom.co.jp )を運営する毎日コミュニケーションズ(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2008年卒業予定の学生を対象とした「学生の就職活動アンケート 2月の動き」の調査結果を発表しました。
【 調査結果の概要 】
■ 2月もエントリーは減り、選考段階へ
先月に引き続き3ヵ月連続して「企業にエントリーした」学生の割合が減っている(2月後半2007卒67.7%→2008卒59.0%)。一方で「OB・OGやリクルーターと会った」(2月前半2007卒20.0%→2008卒24.0%)や「1次面接を受けた」(後半2007卒49.5%→2008卒52.8%)といった行動が増加していることから、具体的な接触の段階から選考段階に移行していることが分かる。
一方で「上記のいずれも行っていない」と回答する学生が、先月と比べると減少したものの、今月も前後半ともに前年を上回っている(1月後半6.7%→9.9%)。積極的に活動をしている学生と比較し、出遅れ感が今後の選考などに影響しないか先月同様懸念される。
■ 合同説明会は「新たな発見の場」。81.4%が参加経験有
大学または就職情報会社主催の合同説明会に参加したことのある学生は、昨年の77.0%から81.4%まで増加している。参加目的は「さまざまな企業を発見するため」が61.3%で最も多く、平均4〜6社程度のブースを訪問しているようだ。また、合同説明会は「知らなかった業界を知る上で役立った」と50.6%の学生が回答しており、合同説明会が新たな発見の場となっているものと思われる。合同説明会の回り方として、「事前に調べて興味のあった企業や講演を中心に」が67.8%で最も多いことから、企業側は新たな企業発見を求める学生に対し、合同説明会当日に学生へアピールするだけで無く、就職サイト等で事前に情報提供することが求められていると思われる。
■ OB・OGの役割「大」、次のステップに進む判断材料に
OB・OG訪問をしたと回答したのは21.5%だが、訪問した人数は平均3.31人と昨年の2.79人を上回った。どのように接触をはかったか聞いてみたところ、「友人・知人・家族からの紹介」が39.1%と最も多いものの、「人事担当者からの紹介」(22.6%)や「インターネット上で探して」(5.4%)が前年より伸びている。人事以外のOB・OGの印象で次のステップに進むことを決めたことがあるか聞いたところ、59.7%が「ある」と回答した。
また出席した企業セミナーの内容については、「社員による事業や仕事内容の説明」が圧倒的に多く(93.9%)、次いで「OB・OGによる仕事の体験談」(67.7%)という結果から、説明会においてもOB・OGの役割は大きいことがわかった。人事のみならずOB・OGの印象もまた学生の判断材料となっていることから、企業側の慎重な人選が要求されそうだ。
【 「学生の就職活動アンケート 2月の動き」調査概要 】
・ 調査内容: 就職活動状況の定点調査
【追加設問】(1)企業セミナーについて(2)合同説明会について(3)OB・OGとの接触について
・ 調査対象: 2008年卒業予定の全国大学3年生および院1年生
・ 調査期間: 2006年1月29月〜2007年2月1日
・ 回答数: 1,297名(文系男子281名、文系女子442名、理系男子278名、理系女子296名)
・ 調査方法: Web上のアンケートフォームより入力
・ 備考: 1989年からモニターアンケートを実施
※ 調査結果の詳細は採用サポネット( http://navi.mycom.co.jp/saponet )で公開しています。
(毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・3月9日)