進学時にキャリアを意識したレベルが高いほど、就職先企業と専攻分野との関連性が強くなる~『大学進学と就職に関する調査』(2018年3月):ディスコ
株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:新留正朗)は、2018年3月に卒業予定の大学4年生のうち就職先企業を決定した人(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、大学受験時の進学先選びや大学入学後の満足度を尋ね、入社予定企業の志望度や専攻分野との関連性について調査・分析しました。(調査期間:2017年12月15日~20日、回答数:761人)
*調査詳細は同調査レポートをご覧ください。
【調査結果(抜粋)】
II.進学時のキャリア意識と大学生活および就職の満足度の関係
(1)キャリア意識と【大学生活満足度】の相関性
・進学先を選ぶ際に将来のキャリアを「とても意識した」と回答したグループは、大学生活の満足度を100%と回答した割合が最も高い(28.7%)。逆に「まったく意識しなかった」と回答したグループでは13.2%にとどまり、両者の差は2倍以上に上る。
・大学生活満足度の平均値にも、進学時にキャリアを意識したレベルが高いほど大学生活の満足度が高くなる傾向が見られる。 「とても意識した」と「まったく意識しなかった」グループでは、平均満足度に15.5ポイントもの開きがあった。
(2)キャリア意識と【専門分野との関連性】【就職先企業志望度】の相関性
●専攻分野との関連性(進学時のキャリア意識別)
・進学時に将来のキャリアを「とても意識して選んだ」と回答したグループでは、就職先企業と大学の専攻分野に「関連性がある」または「少しはある」と回答した学生が計76.0%と、8割近くに上る。
・一方、「まったく意識しなかった」グループでは、「関連性がある」または「少しはある」の合計は半数に満たない(計49.5%)。
・進学時にキャリアを意識したレベルが高いほど、就職先企業と専攻分野との関連性が強くなる傾向が見られる。
●就職先の企業の志望度(進学時のキャリア意識別)
・進学時に将来のキャリアを「とても意識して選んだ」と回答したグループは、就職先企業が第1志望の企業だった(「10」と回答した)割合が高く、47.3%と半数近くに上る。逆に、 「まったく意識しなかった」グループでは28.6%にとどまり、その差は18.7ポイント。
・大学生活の満足度同様に、就職先企業への志望度についても、進学時のキャリア意識レベルとの相関性が見られる。
・進学先選びの段階から将来のキャリアへの⻑期的なビジョンを持つことで、志望領域と大学の専攻分野の関連性が高まり、大学生活の満足度の高さや志望度の高い企業への就職に結びついていると考えられる。
【調査概要】
調査対象: 2018年3月に卒業予定の大学4年生のうち就職先企業を決定した人(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答者数: 761人(文系男子227人、文系女子231人、理系男子188人、理系女子115人)
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2017年12月15日~20日
サンプリング: キャリタス就活2018 学生モニター
調査機関: 株式会社ディスコ キャリタスリサーチ/キャリタス進学事業企画部
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(株式会社ディスコ http://www.disc.co.jp/ /3月13日発表・同社プレスリリースより転載)