事務職の未経験者を対象とした無期雇用型人財派遣サービス「キャリアシード・エル」を開始 ~事務職を希望する若手人財に対して、希望にマッチした仕事と安定的な雇用を提供:アデコ
世界最大(*1)の人財サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川崎 健一郎、以下「アデコ」)は、1月29日、事務職の未経験者を対象とした無期雇用型の人財派遣サービス「キャリアシード・エル」の提供を開始しました。まずは首都圏から提供を開始し、順次全国の主要都市へと範囲を拡大していきます。
アデコの新たな無期雇用派遣サービスである「キャリアシード・エル」では、選考を通じて若手を中心とした事務職の未経験者をポテンシャル採用し、無期雇用社員として顧客企業に派遣します。採用した人財に対しては、キャリア開発支援を専門の業務とするキャリアコーチが、目標設定のサポートやパフォーマンスに対するフィードバックとコーチングを行うほか、キャリアコンサルティングをはじめとしたキャリア形成のための継続的なサポートを提供します。また、就業後はアデコが持つ多様な研修メニューを活用し、スキルの向上を図ることができます。
アデコは2016年7月に、事務職の実務経験を持つハイスキルな人財を主な対象とした付加価値型の無期雇用派遣サービスである「キャリアシード」を開始し、日本全国でサービスを提供しています。今回、事務職の未経験者を対象とした「キャリアシード・エル」の提供を開始することで、これまでカバーできていなかった若手人財の就業もサポートします。
日本では新卒の大学生の3年以内離職率が3割を超える状況が長く続いています。アデコが2018年1月に、新卒として就職した企業・団体を3年以内に退職した20代の社会人330人を対象に行った調査(*2)では、退職理由としてもっとも多く挙げられた理由のトップ3が「自身の希望と業務内容のミスマッチ」(37.9%)、「待遇や福利厚生に対する不満」(33.0%)、「キャリア形成が望めないため」(31.5%)でした。この結果からは、若手人財の多くが、働くにあたり自身の希望する職種でキャリアを積むことを重視していることが伺えます。一方、労働市場に目を向けると、現在は有効求人倍率が2017年4月に1.48倍とバブル期を超えるなど、いわゆる「売り手市場」となっていますが、一般事務に関しては2017年の有効求人倍率の平均は0.3倍程度であり、事務職への就業が難しい状況にあります。
アデコは「キャリアシード・エル」により、事務職を希望する若手人財に対して、希望にマッチした仕事と安定的な雇用を提供します。さらに、雇用した人財のモチベーションを高めキャリア成長を促すため、付加価値型の無期雇用である「キャリアシード」社員への登用、他の派遣人財の管理・監督を行うスーパーバイザー(SV)や正社員としての直接雇用、そして派遣先への移籍を含む転職など、総合人財サービス会社ならではの多様なキャリアパスを提示します。
アデコは人財サービスのグローバルリーダーとして、今後も雇用・労働に関わるさまざまな施策を実施することで、働く人々のキャリア開発と雇用の安定化を支援するだけでなく、企業の生産性および業績の向上にも寄与してまいります。
*1:Staffing Industry Analysts 2017、人財サービス企業売上ランキングより
*2:2018年1月26日~28日実施。対象者は日本全国の20代の男性131人と女性199人の合計330人。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(アデコ株式会社 http://www.adecco.co.jp/ / 1月29日発表・同社プレスリリースより転載)