インテリジェンス、「アルバイト実態調査2006」を発表
インテリジェンス(東京都千代田区、鎌田和彦・代表取締役 社長執行役員)は、12月発行のHRレポートにて、「高校生・大学生アルバイト実態調査2006」を発表いたしました。
昨今、アルバイト市場は、景気回復による飲食・流通業を中心とした出店ラッシュ、営業時間延長などの影響もあり、慢性的な労働力不足・採用難が続いています。今回の調査では、高校生・大学生の男女を対象に、現在のアルバイト状況や勤務スタイル、また希望のアルバイトについて調査しました。
1.アルバイトの就労経験 高校生は4割、大学生は9割
アルバイト就労経験について聞いたところ、高校生はアルバイト経験がある人が4割に留まりましたが、大学生は「現在アルバイトをしている」と答えた人が64.3%と最も多く、「現在はしていないが過去に経験あり」を合わせると、9割以上の人がアルバイトを経験しており、アルバイトが大学生にとって生活の一部となっていることがうかがえます。
2. 最も経験者が多い職種 高校生は「コンビニエンスストア・スーパー・ディスカウントストア」、大学生は「家庭教師・塾講師・試験監督」
現在もしくは最近のアルバイト職種について聞いたところ、高校生は「コンビニエンスストア・スーパー・ディスカウントストア」と答えた人が多く、男性では1位、女性では2位となっています。一方、大学生は男女ともに「家庭教師・塾講師・試験監督」と答えた人が最も多く、時給を重視し、大学生ならではのバイトを選ぶ人が多いことがわかりました。
3.アルバイトの時給 高校生は810円、大学生は1150円
現在もしくは最近のアルバイトの時給について聞いたところ、高校生は時給700円〜800円で働いている人が多く、平均時給が810円となっています。一方、大学生は「800〜899円」が最も多くなっているものの、1000円以上の人も多く、平均時給は1150円となっており、高校生に比べて300円近く高くなっています。この背景としては、大学生が高校生に比べ働くことのできる仕事の幅が広がり、「家庭教師」や「居酒屋スタッフ」など、比較的高収入のアルバイトをしている人が多いことが挙げられます。
4.フリーター意向 「なりたくない」9割の一方で、前向きに選択する人も
学校を卒業後フリーターになりたいかどうかを聞いたところ、「できることならなりたくない」と答えた人も含めると約9割の学生がフリーターになりたくないと考えていることがわかりました。2006年8月に厚生労働省が発刊した「労働経済白書」によると、2003年は217万人、2004年は214万人、2005年は201万人と、2年連続でフリーター数が減少しており、定職に就こうと考える若年層が増加していることがうかがえます。
その一方で、「フリーターになりたい」「場合によってはなってもよい」と考えている人にその理由を聞いたところ、「就職するよりも他にやりたいことがある」、「さまざまな種類の仕事が経験できる」など、目的をもってフリーターを選択する人がいることもわかりました。
【 調査概要 】
調査方法: インターネットリサーチ
調査対象: 関東・東海・関西圏在住の高校生・大学生男女480名
調査期間: 2006年11月
※ 詳細の資料をご希望の方は、右記URLよりダウンロード可能です。
http://www.inte.co.jp/corporate/news/archive_enhr.html
(インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・12月20日)