同一労働同一賃金について非正規社員の79%が賛成!約60%が、「大きな業務で判断する責任を負うこと」や「直接業務と関係のない研修などへの参加」は許容できる~『働く非正規社員の実態調査』:ディップ
ディップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:冨田英揮)は、自社で運営する総合求人情報サイト「はたらこねっと」において、「はたらこねっとユーザーアンケート –同一労働同一賃金について-」を実施しました。
非正規社員のうち、同一労働同一賃金の考え方に「賛成」 79%
「“雇用形態”による、“給与の違い”がなくなることへ期待」 74%
「同じ仕事をしている人は、雇用形態に関わらず同じ給与・待遇であるべき」という考え方である”同一労働同一賃金”。これについて賛成か反対か質問したところ、非正規で働く人の79%が「賛成」と答える結果となりました。
賛成が最も多かったのは、契約社員83%。続いて派遣社員80%、パート・アルバイト75%と続きました。また、正社員においても「賛成」69%となり、雇用形態に関わらずこの政策に関心が寄せられていることがわかりました。
同一労働同一賃金について期待していることを「雇用形態、年齢、役職」による「給料、福利厚生、責任」の差に分けて質問したところ、「雇用形態による給与の差がなくなること」「雇用形態による福利厚生の差がなくなること」など、”雇用形態”の違いによって発生する差の回答が上位を占めました。「年齢」や「役職」よりも、「雇用形態」による差の改善を期待していることが伺えます。
非正規社員の約60%が「責任を負うこと」「研修・勉強会・会議への参加」は「許容できる」と回答
正社員と非正規社員の違いを大きく四つのポイントに分け、非正規で働く方に聞きました。
四つのポイントについて、正社員同様に発生することになった場合、許容することができるか聞いたところ、「大きな業務などの判断する責任を負うこと」や「直接業務と関係ない研修・勉強会・会議への参加」は、約60%が許容できると回答。
一方で「転勤・部署異動の命令に従うこと」「残業命令へ従うこと、サービス残業の可能性があること」については、約40%が許容できないと回答しました。
非正規社員の49%が「業務内容・業務量でいえば自身と同じ給与になるだろう正社員がいる」と回答
そのうち約30%が、給与差を年収にして100万円以上違うと回答
非正規で働く方に、同一労働同一賃金の思想であれば同水準の給与を貰うべき正社員がいるか、また同じ業務内容、同じ業務量で働く正社員が自身の周囲にいるかを聞いたところ、49%が「いる」と回答しました。
上記の質問で「はい」と回答した方49%に、給与差(年収)の予想を聞きました。
非正規社員すべてで最も多い回答は「~10万円未満」(月収に換算すると~8.3千円未満程度)27%、次いで「100万円以上~200万円未満」(月収換算、8.3万円以上~16.7万円未満程度)22%となっています。約半数が50万円以上、約30%が100万円以上違うと予想する結果となりました。
▼「はたらこねっとユーザーアンケート –同一労働同一賃金について-」
・実施機関:ディップ株式会社
・調査対象:はたらこねっとユーザー
・実施時期:2016年12月12日(月)~2017年1月15日(日)
・調査手法:インターネット調査
・有効回答数:975名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ディップ株式会社 http://www.dip-net.co.jp/ /7月13日発表・同社プレスリリースより転載)