就職を希望する企業は「休日・休暇がしっかり取れる企業」が6割超と最も多く、昨年同様に仕事とプライベートの両方を充実させたいと考える傾向~『就職活動開始前意識調査レポート2017年1月版』:学情
株式会社学情では「あさがくナビ2018」 登録会員を対象とした、『就職活動開始前意識調査レポート 2017年1月版』を発表した。
<調査結果>
【就職活動の準備について】
就職活動の準備開始時期は21.0%の学生が「12月から」と回答。
具体的な準備方法として「就職サイト等の適性テスト・適職テストを通じ自己分析」が71.6%、「インターンシップへの参加」が70.1%という結果になった。
また、就職サイトの登録数は昨年同様に「三つ以上」の学生が全体の7割と、複数の就職サイトを使い情報収集を行なっていることが伺える。
【就職を希望する企業・業種・職業】
「休日・休暇がしっかり取れる企業」が63.7%と最も多く、昨年同様に仕事とプライベートの両方を充実させたいと考える傾向となっている。また「全国的に知名度がある大手企業」が47.9%と大手志向の学生が多く、「給与の高い企業」が4.2pt上昇の31.6%と増加している。
志望業界について2017卒学生と比較し、「食品・飲料」がトップで、「銀行・証券・保険」と、「マスコミ・出版・印刷」は回答割合が低くなったものの、上位の順位については大きな変化は見られなかった。
「その他」の回答の主な業界は昨年と同じく「官公庁」「コンサルティング」「教育サービス」などであった。
志望職種について、「営業・企画営業」が45.5%と最も回答割合が多く、次いで「商品企画・開発・設計」「総務・経理・人事・法務」と続き、順位については大きな変化は見られなかったが、上位5位までの職種で選択率が減少している。
【就職への意欲】
「何としても就職したい」が67.2%と昨年と同じ回答割合となり、「無理をしてまで志望企業・志望業界以外へ就職する気はない」が14.8%と昨年より1.6pt減少した。また「入社後、どの程度勤務を続けたいか」という質問に対し、「定年まで勤めたい」と考える学生が半数以下となった。
<就職活動開始後、内々定を獲得する自信>
「とても自信がある・それなりに自信がある」が22.2%、「あまり自信がない・全く自信がない」が48.7%という結果になり、昨年より「とても自信がある」が0.2pt上昇、「それなりに自信がある」が1.8pt上昇と、内々定獲得へ自信を持つ学生が増加している。
<いつ頃までに内々定を得たいですか?>
2017年卒学生と比較し、「4年生になる前まで(3月末)」が2.5pt上昇の7.2%、「前期試験が始まる前まで」が5.1pt上昇の36.4%、「夏休みが終わるまで」が6.1pt低下の25.9%となり、6月の大手選考直後までに内々定を得たいと考えていることが伺える。
【インターンシップについて】
インターンシップ先を選んだ基準として最も多かったのは「志望業界のインターンシップ先であること」の64.2%と昨年とほぼ同じ回答割合になった。例年同様、志望業界を深く知るために参加している学生が多いと思われる。インターンシップに参加しなかった理由として「スケジュールが合わなかった」が昨年とほぼ同じ57.4%、「インターンシップの選考に落ちた」が7.0pt減少の18.8%、「インターンシップの内容に魅力を感じなかった」が4.1pt減少の18.2%という結果になった。
昨年同様、インターンシップを探し始めた時期は、インターンシップサイトオープンの6月が30.8%と最も多かった。参加時期は長期休暇がある8月(44.3%)、12月(33.7%)、1月(38.4%)と回答した学生が多く、夏期・冬期のインターンシップが定着していることが伺える。参加期間は「1日」が74.1%と最も多く、「3日以上~1週間未満」が30.5%でそれに次ぐ。学生が参加したインターンシップの種類として最も多かったものが、「見学・体験型」(61.9%)であり、3.7pt昨年より上昇している。
<調査概要>
調査内容:就職活動開始前意識調査
調査期間:2017年1月23日~1月31日
比較データ 【2017年卒(2016年1月18日~1月22日)】
調査対象:あさがくナビ2018登録会員
有効回答数:1300件
調査方法:Web上でのアンケート
◆本調査結果の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情 http://company.gakujo.ne.jp/ /3月23日発表・同社プレスリリースより転載)