「条件のよい会社があればさっさと移るほうが得である」54.6%。「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場が良い」86.3%~『2016年度 新入社員 秋の意識調査』:日本生産性本部
公益財団法人日本生産性本部は2016年度の入社半年後の新入社員を対象としたアンケートを実施した。本調査は 1991年より継続的に行っており、今回が 26回目。調査結果の概要は以下のとおり。
<主なポイント>
1.【過去最高】54.6% 条件のよい会社があればさっさと移るほうが得である
「条件の良い会社があればさっさと移るほうが得だ」と思うかを質問したところ「そう思う」と答えた割合が、17年ぶりに過半数を超え、かつ過去最高となった(54.6%)。また、2016年春の意識調査と比較では、26.6ポイント増、2015年秋との比較では 6.2ポイント増加となった。
2.【過去最低】37.8% 自分には仕事を通じてかなえたい「夢」がある
「自分には仕事を通じてかなえたい「夢」がある」との問いに、「そう思う」と答えた割合は、37.8%と 1991年の調査開始以来、春・秋の意識調査を通して過去最低を記録した。
3.【過去最高】86.3% 残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場が良い
「残業が多く、仕事を通じて自分のキャリア、専門能力の向上に期待できる職場」と「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」とどちらを好むかとの問いに、「残業が少ない職場を好む」とする回答が 86.3%となり、最高値だった 2015秋の最高値(81.1%)を上回り、春・秋の意識調査を通して過去最高となった。
4.【過去最低】61.5% 会社の親睦行事への参加
「会社の運動会などの親睦行事には、参加したい」か、を問うたところ、「そう思う」と回答した割合が61.5%と2011年春から調査開始以来、最低となった。2016年春の調査からは20.8ポイント低下。2015年秋の調査からは、6.5%低下した。
5.【過去最高】84.1% 子供が生まれたときには、育休を取得したい
「子供が生まれたときには育児休暇を取得したい」との問いには、84.1%が「そう思う」と回答。男性でも77.3%となり、質問をはじめた2011年から、春・秋の意識調査を通して過去最高となった。
2016年 若者意識調査(秋)要旨&データ-ilovepdf-compressed.pdf
◆調査方法
(1)調査名:2016若者意識アンケート(秋)
(2)調査対象:2016年春・秋に実施した日本生産性本部経営開発部主催の新入社員教育プログラム等の参加者
(3)調査期間:2016年10月~12月
(4)有効回答数:242通(男性153通女性89通)
【本件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人
日本生産性本部経営開発部担当:清水・猪岡・鎌田
〒150-8307東京都渋谷区渋谷3-1-1
TEL: 03-3409-1119 FAX: 03-5485-7750
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(公益財団法人日本生産性本部 http://www.jpc-net.jp/ /3月8日発表・同法人プレスリリースより転載)