三井化学CHRO・安藤嘉規さん:人と人をつないで化学反応を起こす 三井化学株式会社でCHROを務める安藤嘉規さんは、自身のキャリアを「予期せぬ偶発性の連続だった」と語ります。事業部門と人事部門をダイナミックに行き来した経歴を通じて見出した、人事の本質は、人と人とを「つなぐ」こと――。
戦略人事と人的資本経営を連動させている企業は約1割【人事白書2025 調査結果】 戦略人事を「人的資本経営」と連動させる取り組みを行っているかどうかを聞いたところ、「行っている」は14.7%と少数ですが、昨年度の13.7%より1.0ポイント増加しています。「行いたいができていない」は46.9%、「行っていない」は31.4%となって...
「人事はプロデューサー」 リコーCHRO長久良子さんの原点とは リコーCHROの長久良子さんは、人事の役割を「プロデューサー」と定義します。その言葉から、人事パーソンに求められる「常識」や「視座」を探ります。
CEOと二人三脚で成し遂げる「企業文化」の変革 レゾナックCHRO今井のりさんが体現する「戦略人事」 レゾナック・ホールディングスのCHRO、今井のりさんにインタビューしました。トップのビジョンと人事戦略を連動させるため、今井さんがどのようにCEOと二人三脚で強固なパートナーシップを築いてきたのか、その秘訣に迫ります。
HRの未来をリードする 日本の人事部「HRラウンドテーブル2025-夏-」 人材採用・育成・組織開発のナレッジコミュニティ『日本の人事部』は2025年8月、日本を代表する企業の人事責任者・各分野の有識者・HRソリューションのプロフェッショナルが集まり、HRの主要テーマで議論を深め発信する「HRラウンドテーブル」を開催した。
NTTが挑む「脱・年功序列」の改革 事業環境が目まぐるしく変化する現代において、企業の持続的成長の鍵を握るのが人事戦略です。かつての日本的雇用の象徴ともいえるNTTグループは、年次・年功主義からの脱却とキャリア自律の促進を掲げ、大規模な人事制度改革を断行しました。その背景には、事業構造...
ドライバーズシートに座る――豊田通商CHRO濱瀬牧子さんが語る、キャリアの原点と人事パーソンへのエール 「強い個」が「強い組織」を作るという信念は、いかにして7万人のグローバル企業を動かす力となったのか。濱瀬さんの経験から、変化の時代に求められる人事の役割と、本質的な組織変革を成し遂げるための哲学をひもときます。
人間はAIに仕事を奪われ、もっと暇になるべき 人事パーソンに求められる「創造性」の鍛え方とは 企業を取り巻く環境が大きく変化し続ける中、人事パーソンには時代に即した人事戦略や施策を打ち立てていくことが求められています。従来の定型的な業務とは異なり、柔軟で斬新なアイデアが求められるミッションを抱え、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。...
戦略人事の機能不全、原因は「リソース不足」と「経営陣」が5割超【人事白書2025 調査結果】 戦略人事が機能していない原因を聞いたところ、「人事部門のリソースの問題」と答えた方は55.3%で、5年前の46.3%から増加しています。「経営陣の問題」と答えた方は54.1%でした。
冨山和彦さん:「ホワイトカラー消滅」時代、人事の役割はどう変わるか 生成AIの登場により、ビジネスの在り方が大きく変わろうとしています。多くの人が漠然と感じている変化の波を具体的に描き、日本の労働市場の未来を示したのが、『ホワイトカラー消滅』(2024年、NHK出版新書)。衝撃的なタイトルの通りホワイトカラーの仕事が...
人事ポリシーとは|意味や役割、種類、メリット、事例を解説 人事ポリシーとは、企業の人材に対する考えを明文化したものです。実際の人事制度を設計、運用する上での基礎や指針となります。経営理念や採用方針、行動規範といった形で示されます。人事ポリシーを設定することで、組織の求める人物像を明確にしたり、企業の姿勢を打...
8割の人事部門が管理業務に追われている【人事白書2025 調査結果】 人事部門が管理業務に追われているかどうかを聞いたところ、「当てはまる」(38. 5%)、「どちらかといえば当てはまる」(41.5%)を合わせて80.0%となりました。5年前の結果は80.1%であり、同程度です。「当てはまらない」(5.6%)、「どちら...
CHROが「いる」は約2割【人事白書2025 調査結果】 CHROの存在の有無を聞いたところ、「いる」との回答は18.1%。昨年度(『人事白書2024』)から1.9ポイント減少しています。「いないがこれから設ける予定」は8.9%(昨年度は9.1%)、「現在おらず、今後も設ける予定はない」が65.7%(昨年度...
“アメリカのまね”ではない。日本の強みを生かしてイノベーションを促進 近年の技術革新やビジネスモデルの変遷は目まぐるしく、イノベーションが私たちの生活を豊かにしています。一方で、「AIに仕事を奪われる」といった不安に象徴されるように、イノベーションが引き起こす負の側面にも注目が集まっています。イノベーション研究のトップ...
「エビデンス至上主義」からの脱却 人事の意思決定を変える経営学の思考法 東京大学で経営組織論やイノベーションマネジメントを研究する舟津昌平さんは、著書『Z世代化する社会 お客様になっていく若者たち』が話題になるなど、気鋭の経営学者として注目を集めています。舟津さんが最近注目しているのが、エビデンスの扱い方。近著『経営学の...
変化に対応する「戦略人事」のアップデート 従業員体験の充実から、組織力の強化へ 企業の持続的な成長に向けて「戦略人事」が欠かせないことは論を待ちません。昨今ではビジネス環境の変化を受け、戦略人事のアップデートが求められています。人事部門は今、どのような課題と向き合い、手を打っていくべきなのでしょうか。中央大学大学院の島貫智行教授...
人事が与える「教育」から、社員が自ら取りに行く「学習」へ 学習コミュニティが人的資本経営にもたらすもの 人的資本経営の重要性が増す一方で、働く人の属性や価値観は多様化し続けています。受講者同士が「みんなで学ぶ」ことを仕組み化することで、効果の高いオンライン学習サービスを提供する株式会社Schooは、企業の学習コミュニティづくりを支援しています。従来型の...
イノベーション創出に不可欠な存在 研究人材が活躍するための施策とは 世界的な企業間競争が激化する中、イノベーションの創出がますます重要になっています。そこには高度な専門性を持つ研究人材の活用が欠かせません。しかし、日本企業には博士号取得者らのポテンシャルを生かし切れていない例も多く見られます。どうすれば研究人材の活躍...
酒場学習論【第47回】月島「rosecoton」と「人事キャリアの主流の変遷」 人事のキャリアの主流は何でしょうか。古くは、労務だったように思います。日本の主要産業が製造業だった頃、組合対策・組合交渉は企業にとって極めて重要でした。これを一気に担っていたのが労務屋という立場の人たちです。
日本の変化の遅さは悪くない。ウリケ・シェーデさんが語る「7つのP」 日本企業の研究を専門とする、米カリフォルニア大学サンディエゴ校 教授のウリケ・シェーデさんは、遅い変化は、社会への衝撃を抑える効果があり、速さは良し悪しではなく、単純な「好み」の問題だと言います。日本の先進企業は日本人の好みに沿って、目立たずとも着実...