インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」調べ
正社員の4割が「今転職を考えている」、3.8%は実際に活動中
~ビジネスパーソン5,000人の転職意識調査を発表~
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、ビジネスパーソン5,000人を対象に、転職に関する意識調査を実施しました。本調査は、関東・関西・東海に住む22歳~59歳の正社員の男女を対象に、インターネットを通じて行ったものです。
※調査結果の詳細はDODAサービスサイトをご確認ください。
■今転職を考えているビジネスパーソンは4割近く、転職活動中の人は3.8%
ビジネスパーソン5,000人のうち、今転職を考えている人は39.1%でした。このうち、求人へ応募したり面接を受けたりするなど実際に転職活動に踏み切っているのは9.8%(全体のうちの3.8%)。一方で、今すぐにでも転職したいと思いながらも、具体的な行動には踏み切れていない人が 32.0%(同12.5%)に上ることも分かりました。
■今は転職を考えていない人も、半数は「一度は転職を考えたことがある」
今転職を考えていない人は60.9%。しかし、その中の約半数にあたる48.8%(全体のうちの29.7%)は過去に転職を考えたことがあり、さ らに13.6%(同8.3%)は実際に転職活動をした経験がありました。一度は転職を考えながらもなぜ現職に留まることにしたのかという理由の1位は、「給与・待遇が希望に合う求人が見つからなかった」から(27.0%)で、次いで「会社を辞めるふんぎりがつかなかった」(24.0%)、「仕事内容が希望に合う求人が見つからなかった」(20.6%)という理由が続きます。
■転職には「ポジティブな印象」を持つ人が多数派、転職経験者ほど肯定的
転職に対して「ポジティブな印象がある」「どちらかといえばポジティブな印象がある」と回答した肯定派は45.0%、「ネガティブな印象がある」「どちら かといえばネガティブな印象がある」と回答した否定派は27.0%、「どちらでもない」と答えた人は22.7%となり、全体では肯定派(転職にポジティブな印象を持っている人)が多いことが分かりました。転職を一度もしたことがない人に限ると、肯定派が31.8%、否定派が34.4%。否定派の割合の方が高くなりました。一方で、転職回数が1回の人は肯定派が52.1%、否定派が23.6%と割合が逆転しています。また、転職回数が2回以上の人も肯定派が否定派を上回る結果となっており、実際に転職をしたことのある人は、実体験から「転職によって状況が改善された」と体感していることが分かりました。
■DODA編集長の解説 ~転職をポジティブにとらえる人は、今後もさらに増加の見込み~
転職を考えている4割のうち、「今すぐではないが、いずれは転職したい」「今すぐにでも転職したいが、まだ転職活動はしていない」と回答したのは9割。転職を考えていても具体的な行動に踏み切れていない人に、今は転職をしない理由を聞いたところ、1位は「希望に合う求人に出会えていない」(26.0%)と いう結果に。転職マーケットが活況な現在、求人数は右肩上がりの状況が続いていますが、それでも希望にかなう仕事を見つけることに苦労している人が多いこ とが分かります。
また、転職意向の有無(転職を考えているか・考えていないか)を在籍期間の長さで比較してみると、「転職を考えている」人が最も多いのは在籍6~9年未満の層(51.9%)で、次いで3~6年未満(51.3%)、9~12年未満(49.1%)が続きます。一定の年次を重ねた中堅社員の中には、具体的に行動していなくても、将来のキャリアを考える際の一つの選択肢として転職を視野に入れている人が多いことが分かります。
DODAの転職求人倍率レポートにもある通り、転職希望者は増加傾向にあります。また、転職経験者ほど転職をポジティブにとらえているという今回の調査結果から考察すると、今後、転職経験者が増えるにつれて転職を肯定的にとらえる人はさらに増加するでしょう。(DODA編集長 木下学)
【調査概要】
■対象者:関東・関西・東海に住む22歳~59歳のホワイトカラー系職種の男女
■雇用形態:正社員
■調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
■実施時期:2015年7月
■有効回答数:5,000件
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社インテリジェンス
広報へのお問い合わせ
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ / 9月28日発表・同社プレスリリースより転載)