産労総合研究所、『国内・海外出張旅費に関する調査』
~国内日帰り出張の日当を支給する企業は91.4%、宿泊出張では92.0%~
民間のシンクタンク機関である産労総合研究所(東京都文京区、代表 平盛之)が発行する定期刊行誌「労務事情」(編集長 日野啓介)では、2015年6月に、これまでほぼ3年おきに実施してきた「国内・海外出張旅費調査」を実施しました。このほど、最新の調査結果がまとまりましたので、ご報告いたします。
■調査結果のポイント
(1)国内出張旅費
◎日帰り出張の日当を支給する企業は91.4%。平均支給額(一律同額の場合)は、部長クラス2,497円,一般社員2,041円
◎宿泊出張の日当を支給する企業は92.0%。平均支給額(一律同額の場合)は,部長クラス2,809円,一般社員2,276円
◎宿泊出張の宿泊料の平均支給額(全地域一律の場合)は,部長クラス10,078円,一般社員9,088円
◎新幹線グリーン車の利用を許可している企業は、部長クラスで24.7%(条件付きの許可を含む)
◎国内出張旅費の削減策(複数回答)は、「テレビ会議やウェブツールによる代替」35.1%,「ディスカウントチケットや旅行パックの利用」31.6%
(2)海外出張旅費
◎日当の平均支給額(円建て企業)は,北米で部長クラス5,827円、一般社員4,988円,東南アジアで部長クラス5,326円、一般社員4,567円
◎宿泊料の平均支給額(円建て企業)は,北米で部長クラス16,008円、一般社員14,042円,東南アジアで部長クラス14,501円、一般社員12,735円
◎海外旅行傷害保険に加入している企業は77.6%。治療費の平均保険金額をみると,傷害保険は部長クラス887万円~一般社員863万円,疾病保険は部長クラス794万円~一般社員789万円
◎航空機の利用クラスは、部長クラスで「ビジネスクラス」4.6%,「エコノミークラス」71.3%
◎海外出張旅費の削減策(複数回答)は、「ディスカウントチケットや旅行パックの利用」25.9%,「テレビ会議やウェブツールによる代替」24.1%
■調査要領
【調査名】「2015年度 国内・海外出張旅費に関する調査」
【調査対象】当社会員企業および上場企業から任意に抽出した約3,000社
【調査時期】2015年6月
【調査方法】郵送によるアンケート調査方式
【集計対象】締切日までに回答のあった174社について集計
※本調査結果は「労務事情」2015年8月合併号に掲載しています。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社産労総合研究所
「労務事情」編集部 担当:日野、綿貫
TEL 03(5319)3602
E-mail edt-b@sanro.co.jp
◆本調査の図表・詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社産労総合研究所 http://www.e-sanro.net/ /9月11日発表・同社プレスリリースより転載)