セントラルサービス、派遣切りの無い派遣社員制度を開始
~有期雇用から無期雇用、時間給制から月給制へ~
株式会社セントラルサービス(本社:群馬県前橋市 代表取締役社長:大本 寛)は、本年8月1日より派遣切りの無い派遣社員制度をスタートさせた。
2008年の世界的不況(いわゆるリーマン・ショック)によって発生した「派遣切り」は大きな社会問題となり、派遣社員の雇用安定に疑問を持たれる要因となった。同社はこの問題を解決すべく新サービスを開発しスタートさせる。
通常、派遣とは派遣会社と派遣サービスを利用する会社との間で締結される派遣契約期間と同期間で派遣会社と派遣労働者は雇用契約を締結し、派遣サービスが終了すると雇用関係も解消されることになるケースが多い。次の派遣業務が見つかれば雇用は継続するが、そうではない場合に無職となる可能性が高い。これが派遣切り問題へと発展した要因である。
今回同社がスタートさせる新サービスは、派遣会社と派遣社員の間の雇用関係を有期雇用から無期雇用とし、仮に派遣サービス利用企業との派遣契約が解消されても、別の派遣業務が見つからなくとも、雇い止めや解雇をすることなく雇用の継続を行う。
また、無期雇用での派遣サービスを既に実施する派遣会社は存在するが、派遣業務が見つからない場合には自宅待機などを命じ、6割の休業補償のみとなるケースが多いが同社では派遣業務が見つからない場合でも本社や営業所、請負現場の業務を行うことで100%の賃金を支払うことを前提としている。
さらに、新サービスの適用となる派遣社員は時間給制から月給制へと移行するため、稼動日が少ない年末年始や、GW、夏季なども安心して生活することができる。職務内容に応じて職務給の加算や、職務能力の向上によって基本給の昇給制度もあり派遣社員のモチベーション向上にも繋がると期待している。
派遣社員だけではなく受け入れる企業にもメリットもある。一つは、無期雇用の派遣者の場合、期間に関係なく受入れができることである。さまざまな制限があり30日以内の利用が難しい短期派遣や、最長でも3年という長期派遣での派遣受入れ期間が適用されないため、変動する労働力ニーズに対してフレキシブルに人材を受け入れができる。もう一つは、高いスキル、就労意識やモチベーションを持った人材を受け入れることができることである。面接や試験などの選考に合格した優秀な人材を受け入れることで、業務の効率化や新規現場の立ち上げ等をスムーズに進めることができる。
同社は、厚生労働省委託事業である「製造請負優良適正事業者」(2012年度)、「優良派遣事業者」(2014年度)として認定されており、全国で12社しかない「請負」でも「派遣」でも優良事業者であり、安定的な雇用の下に継続的なキャリア形成支援やより良い労働環境の確保、トラブル予防など、社員と企業の双方に安心できるサービスを提供できるとしている。
まずは年内中に現在の派遣社員の中から希望者を募り、100名程度の新サービスの適用を目指し調整していく予定である。
▼▼本件に関するお問い合わせ先▼▼
株式会社セントラルサービス 業務部 佐藤一政/募集課 樋口敦司
TEL:027-210-8033
Mail:central@central-s.co.jp
◆ 本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社セントラルサービス http://www.central-s.co.jp/ /8月25日発表・同社プレスリリースより転載)