大和証券グループ、45歳以上の社員を対象とした新たな人事制度を導入
株式会社大和証券グループは3月30日、45歳以上の社員を対象とした新たな人事制度の導入を発表した。
全ての部門において、45歳以上の社員を対象とした研修プログラムを大幅に拡充するとともに、資格取得や社内研修等によるスキル向上など、一定の要件を満たす社員の処遇を引き上げる。
今までの制度では、役員や部長に昇格するなどしなければ、50代半ば以降は賃金が低下していくため、新制度でベテラン社員の意欲向上をねらう。
また、同日に全ての世代の社員を対象とした給与水準の引上げも発表しており、これにより初任給についても、平成26年度より21万円から23万円へ、平成28年度に24万円となる。
少子高齢化で労働人口が減っていくこれからは、若者の新規雇用とともに、既存社員を惹きつけ、シニア世代にも意欲的に長く働いてもらうことが必要となってくる。今回の人事制度改革がその一つの指針となるのか。今後の成果に期待したい。
・人事制度改定について ~ 45 歳以上の社員を対象とした新たな人事制度を導入 ~(PDF)
・給与水準の引上げについて(PDF)
(『日本の人事部』編集部)