ファッション業界専門 人材サービスのクリーデンス
「ファッション業界 職種別平均年収2014年版」を発表
~「MD・バイヤー」と「店舗管理」が全年代で3位以内にランクイン ~
ファッション業界専門の人材紹介を手がける株式会社クリーデンス(本社:東京都港区 社長執行役員:藤田 芳彦)は、「ファッション業界 職種別平均年収2014年版」を発表いたします。本調査は、クリーデンスの人材紹介サービスに、2014年1月から12月までに登録した25~39歳に該当する転職希望者の給与データを集計したものです。
<調査結果概要>
■ファッション業界 職種別平均年収 ― 1位は25~29歳「OEM営業」、30~34歳「MD・バイヤー」、35~39歳「VMD」
25~29歳では1位「OEM営業」(395万円)、2位「店舗管理」(391万円)、3位「MD・バイヤー」(370万円)、30~34歳では1位「MD・バイヤー」、「店舗管理」(427万円)、3位「VMD」(424万円)、35~39歳では1位「VMD」(550万円)、2位「店舗管理」(538万円)、3位「MD・バイヤー」(508万円)という結果になりました。
今回は、「MD・バイヤー」と「店舗管理」がいずれの年代でも3位までにランクインしています。全ての年代で2位にランクインした「店舗管理」については、店舗数の増加とともに求人ニーズが高まっていることや、担当店舗・エリアの売り上げがインセンティブとして反映されることなどが年収を引き上げていると推察されます。また、MDはブランドのイメージや評価に直結する業務に携わるポジションであること、さらにバイヤーも、一人で海外買い付けが可能であることなど、企業側が求めるレベルが高く、年収が高くなる傾向にあります。足元の求人でも、ブランドによってより具体的で専門的な条件が設定された求人が多くなっています。バイヤーは、ECサイト関連の求人が増加してきているなど、活躍の場が広がりつつありますが、即戦力となる人材を求める傾向は続いています。
■ファッション業界 2015年度転職市場動向 ― 営業系や店舗系の人材不足が継続
2015年度は円安や長引く消費減退の影響で、デザイナー、パタンナーといったモノづくり系の求人では落ち着いた状態が続くと予測されます。一方で外国人旅行客増加などを受けたインバウンド需要は堅調で、店舗系人材や語学に強いスタッフの需要は引き続き高いでしょう。さらに、首都圏や関西を中心に、商業施設のオープンやリニューアルに伴う販売職の求人も増加しており、深刻な人手不足が続くと見られます。昨年12月の有効求人倍率は1.15倍と高い数値を更新し、すべての業界で積極的な採用を行っている中、条件の良い職場を求めて異業種へチャレンジする人が増えています。優秀な人材の採用と定着に向け、限定正社員制度の導入等、就業環境や待遇改善の動きが今後ますます活発化するものと考えられます。(株式会社クリーデンス 社長執行役員 藤田 芳彦)
【調査概要】
■調査期間 : 2014年1月~2014年12月
■対象 : クリーデンス転職支援サービス登録者
■調査方法 : 登録者の年収データより算出
◆本リリースの図表・詳細については、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp//2月23日発表・同社プレスリリースより転載)