インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」調べ
2014年11月 転職求人倍率 1.18倍
年内は小休止も、年明けから転職市場は活況に
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2014年11月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に 対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■ 2014年11月の概況
2014年11月の求人倍率は前月から-0.02ptの1.18倍でした。求人数は前年比+18.6%、前月比-1.2%、転職希望者数は前年 比+27.9%、前月比+0.8%。転職希望者数が微増だった一方、3ケ月ぶりに求人数が前月を下回ったため、求人倍率は下がっています。
業種別では「IT/通信」(2.53倍)の求人倍率が最も高く、次いで「メディカル」(1.94倍)、「サービス」(1.38倍)と続きます。職種別では、「技術系(IT/通信)」(2.90倍)が最も高く、次いで「技術系(メディカル)」(2.20倍)、「専門職」(2.08倍)となっています。求人倍率の上昇が続く「技術系(IT/通信)」は、2.90倍となり過去最高を更新しました。
■ 解説~4月入社に向けた転職市場の活況、年明け以降
求人数においては、新規求人数(当月新しく募集が開始された求人)が前月比91.6%となり、繰越求人数(前月から募集が継続している求人)が横ばいであったため、総数では減少しました。新規求人数減少の要因は、前月の増加幅が大きかったため、その反動が影響していると捉えたほうが良さそうです。
繰越求人数については、大手メーカーや金融機関を中心に、1月入社を目標とした求人で採用充足に伴う求人の終了もありましたが、先月の新規求人数が多かったこともあり横ばいという結果になりました。 一方、転職希望者数は夏以降減少しており、当月も横ばいでした。新規転職希望者数(当月に新しく転職活動を始めた人)は前月比91.8%と更に減少しました。
11月は、消費税増税時期の延長決定や衆議院解散、株価上昇など、市況が大きく変化する中で、世の中に様子見ムードが漂い、転職活動を始めるきっかけが生まれにくかったと考えられます。年内はこの傾向が続き、年明けから4月入社を目標とした企業の採用も、4月入社を目指す転職希望者も本格的に活動を始めるため、市場は活発化する見込みです。(DODA編集長 木下 学)
※ 2013年11月より、業種・職種の見直しを一部行っております。
※ 調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
※ 求人倍率が大きく下降した「事務・アシスタント系」は、求人において職種マスタの一部見直しを行ったことが影響しています。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ / 12月15日発表・同社プレスリリースより転載)