『社員の健康が経営に効く~健康経営のすすめ』(古井祐司著)
労働調査会より発刊
これからは社員の健康が評価される時代。
健康経営をすすめたい企業の決定版!
このたび株式会社労働調査会(代表取締役・藤澤 直明)は、『社員の健康が経営に効く~健康経営のすすめ~』を、2014年10月30日に発行しましたので、お知らせいたします。
【要約】
「健康経営」という言葉をよく耳にする。これは、社員が健康であると企業の生産性や業績の改善につながってくるというデータをもとに、健康増進に取り組む経営手法である。
平成26年6月の「日本再興戦略」改訂2014にて、健康寿命の延伸に対する施策として、健康経営に取り組む企業が社会的に評価される枠組みを構築することがうたわれた。これを受けて国は、健康経営銘柄の選定、データヘルス計画、「安全衛生」に関する優良企業の評価・公表などの評価といった後押しをする枠組みが進められている。企業としては健康経営が何かを押さえておきたいところである。
こうした背景から、本書は、健康経営の考え方、施策の進め方、また、先進的な取組み事例を紹介している。また、今後の方向性について、著者の古井氏と行政と協会けんぽとの鼎談を収録。健康経営の決定版!
書名 :「社員の健康が経営に効く~健康経営のすすめ~」
ジャンル:健康管理、 経営
著者 :古井祐司(東京大学政策ビジョン研究センター健康経営研究ユニット特任助教)
発行 :労働調査会
発行日 :2014/10/30
判型/頁数 A5判/148頁
定価:本体1500円+税
ISBN:978-4-86319-437-3
■もくじ
はじめに
第1章 なぜいま健康経営なのか
1“健康管理”とは違うのか?
2 社会情勢の変化が企業の労働生産性に影響を与える
3 働き盛り世代には企業からの働きかけが不可欠
4 職場によってなりやすい病気が大きく異なる
5 職場ごとの対策がある
第2章 成長戦略に導入された健康経営
1 政府として健康経営を進める
2 健康投資を促す仕掛けの第一歩は「健康経営評価」
(1) 課題解決を志向した「健康経営評価」
(2) 「健康経営評価」の体系
(3)「健康経営評価」の方法
3 「健康経営評価」の実施
(1) 取り組みの必要性を可視化し、当該企業の改善ポイントの指摘をする
(2) 技術的な支援として、対策に関する示唆を付与する
(3) 健康投資を促す仕組みとして、評価結果と連動した施策を提供する
(4) OECDでも関心が高い「健康経営評価」の仕組み
4”データヘルス計画“との連動
(1) データヘルス計画が始まる
(2) データヘルス計画ではどのようなことが求められるか
第3章 医僚保険、自治体との協働で企業の健康増進活動を進める
1 医療保険を健康増進に使える時代
2 中小企業と協会けんぽとの協働
(1) 中小企業の健康増進活動には社会資源の活用が不可欠
(2) 協会けんぽとの協働で進める
(3) 貴社から健康保険委員を輩出する
3 大企業と健保組合との協働
(1) 健保組合と協働することのメリットは
(2) コラボヘルスを生かした取組み
(3) 特定保健指導がコラボヘルスのきっかけに
4 自治体、企業団体による後押し
(1) 中小企業・協会けんぽと自治体との協働が始まる
(2) 自治体が企業の取組みを評価する
(3) 企業団体も健康経営を推進
○健康保険委員になったら読むQ&A
第4章 企業の取り組み事例から学ぶ
1 中小企業の取り組み
(1) 株式会社太田旗店
(2) ヤスマ株式会社
(3) ACQUA(アクア)
(4) 医療法人博愛会
2 中小企業のまとめ
3 大企業の取り組み
(1) 花王株式会社
(2) ヤマト運輸株式会社
4 大企業のまとめ
第5章 健康経営が評価される時代
・鼎談 これから社員の健康が経営に効くために
~国や医療保険者の動きから~
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社 労働調査会 http://www.chosakai.co.jp/ /10月30日発表・同社プレスリリースより転載)