『2013年マイナビ新入社員意識調査~3カ月後の現状~』を発表
~ 今年の新入社員は約9割が「社内にロールモデルがいる」「この会社に入社してよかった」と思ったと回答。一方、約7割がプライベート優先の生活を送りたいと回答し、増加傾向に ~
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2013年4月入社の新入社員を対象とした「2013年マイナビ新入社員意識調査~3カ月後の現状~」の結果を発表しました。本調査は、マイナビ実施の新入社員研修フォローアップ講座に参加した各企業の新入社員985名に、新入社員の意識についてのアンケートを実施し、まとめたものです。本調査は2011年から実施しており、今回で3回目とな
ります。なお、4月には入社直後の新入社員の意識をまとめた調査を行っています。調査概要は以下の通りです。
【2013年マイナビ新入社員意識調査 ~3カ月後の現状~概要】
○調査期間/2013年7月1日~2013年7月5日 ○調査方法/記入選択式アンケート調査
○調査対象/新入社員研修フォローアップ講座(マイナビ実施)に参加した各企業の新入社員 985名
※調査結果の詳細はこちら
<調査結果の概要>
■ 社内で「いつかあの人のようになりたいと思う」上司や先輩(ロールモデル)がいる新入社員は約9割。「この会社に入社してよかった」と思った新入社員は9割超で増加傾向に。
社会人になって「厳しい」と感じた新入社員は約7割で減少傾向に
『社内にいつかあの人のようになりたいと思う、上司や先輩(ロールモデル)はいるか』を聞いたところ、「いる」が85.2%、「いない」が13.9%となった。また、『この会社に入社してよかった』と思ったことがあるかを聞いたところ、93.1%が「はい(思ったことがある)」(2012年7月:90.7%【前年同月比2.4pt増】)と回答した。また、『それはどんな時か』を聞いたところ、1位は「上司・先輩に恵まれたと感じた時」が56.3%(2012年7月:54.3%【前年同月比2.0pt増】)となった。
また、『社会人になってどう感じたか』を聞いたところ、「厳しかった」が66.6%(「想像していたよりも、厳しかった」20.8%+「想像していた通り、厳しかった」45.8%)となった(2012年7月:「厳しかった」68.2%:「想像していたよりも、厳しかった」25.4%+「想像していた通り、厳しかった」42.8%【前年同月比1.6pt減】)。前年同月と比較すると、「想像していたよりも、厳しかった」が減少傾向、「想像していた通り、厳しかった」「想像していたよりも、厳しくなかった」が増加傾向にあることから、4月時点で“社会の厳しさを覚悟している”、もしくは“どちらかというと社会の厳しさを楽観的に捉えている”層がそれぞれ増加していることが見て取れる。また『厳しかったと感じたのはどんな時か』を聞いたところ、1位が「能力・スキル不足を実感した時」で77.1%、「仕事内容が困難だと感じた時」が35.2%、「人間関係の困難さを感じた時」が32.6%と続いた。
マイナビ実施の新入社員研修フォローアップ講座において、2013年の新入社員は研修に対し素直かつ真面目に取り組むものの、2012年度と比較し全体的に消極的でおとなしい印象を受けた。
また、調査を分析すると、2013年度の新入社員は、日常で上司や先輩に恵まれたと感じることが身近なロールモデルを確立するきっかけとなり、日々励みとなる存在が近くにいることが帰属意識へとつながっていることがうかがえる。一方、日常で能力・スキル不足を感じた時などに社会人の厳しさを感じていることから、日々現実の厳しさを感じ、さらなる努力の必要性を実感しているようだ。
■ プライベート優先の生活が送りたいが約7割、増加傾向に
『仕事とプライベートについて』は「仕事優先の生活を送りたい」が3.5%(2012年7月:4.4%【前年同月比0.9pt減】)、「どちらかといえば仕事優先の生活が送りたい」が27.3%(2012年7月:32.9%【前年同月比5.6pt減】)となった。また、「どちらかといえばプライベート優先の生活を送りたい」が56.1%(2012年7月:51.6%【前年同月比4.5pt増】)、「プライベート優先の生活を送りたい」が12.3%(2012年7月:10.2%【前年同月比2.1pt増】)となった。“プライベート優先”が68.4%となり、4月と比較すると22.1pt増、前年同月と比較すると6.6pt増となり増加傾向となった。また、“仕事優先”が30.8%となり、4月と比較すると20.5pt減、前年同月と比較すると、6.5pt減となり、減少傾向となった。
■ 「仕事を通じて叶えたい夢がある」と3人に2人が回答。
「今、会社に求めること」は、給与のアップと人材育成の仕組みの構築
『仕事を通じて叶えたい夢があるか』を聞いたところ、「ある」と67.7%が回答した。4月と比較すると7.2ptの減少となったものの、2012年度と比較すると、2012年4月(77.7%)より7月(67.4%)が10.3pt減少しているため、減少幅は3.1pt縮んだ結果となった。入社してから3カ月が経ち、現実の厳しさを実感していることもあり、例年7月の数値は4月よりも下がる傾向にある。しかし、前年と比較すると下げ幅が縮んだことから、“現実の厳しさを実感しつつも、前年よりも自身の将来を前向きに捉えている”今年の新入社員の様子が見て取れる。
また、『今、会社に求めるものはなにか』を聞いたところ、「給料を上げてほしい」が35.0%で1位、2位が「人材育成の仕組みを構築してほしい」で27.2%、次いで「福利厚生を手厚くしてほしい」が22.2%で3位の結果となった。社会人になって自分の力で生活をすることで、給与の重要性を実感しているようだ。また“人材育成の仕組みを構築してほしい”と考えていることから、自身を成長させたいという欲求が強い様子がうかがえる。
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(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /7月25日発表・同社プレスリリースより転載)