ソフトバンク、TOEIC高得点の社員に高額報奨金
加速化する事業のグローバル展開を受け、社員の英語力向上を目指す
ソフトバンクが英語能力試験「TOEIC」で900点以上を獲得した社員に、100万円の報奨金を支給する制度を開始することを発表した。同社では海外企業の買収など、積極的にグローバル展開を行っているため、業務で英語を使用する機会が増加。今回の制度導入により、社員の英語力の向上を目指す。現在800点以上を獲得している社員は、グループ全体約1万7千名の内、4.7%。これを17%にまで押し上げる目標だ。
これまでにも、TOEICの点数を採用・昇進の際の基準として設定したり、海外留学者選定の際に用いたりする企業はあった。大林組やマクドナルドHDなど、TOEICによる報奨金制度を取り入れている企業も一部にはあるが、金額は5000円から30万円程度で、100万円という高額な報奨金は珍しい。
今回のような高額報奨金という新たな試みは、社員の英語学習へのモチベーションを高め、英語力を向上させることができるのか、今後の動向が注目される。
『日本の人事部』編集部