企業の2013年新卒者に関する“採用意欲”は若干の上向き傾向へ
企業の2013年新卒者に関する“採用意欲”は、前年度と比べて若干上向き傾向にあるようだ。3月19日発表の日本経済新聞の調査によると、企業の2013年春の新卒採用計画数は「12年春実績見込みに比べ12.1%増と2年連続の2桁増」。海外での展開を積極化している非製造業を中心に、採用意欲が高まっているという。また、同日発表された朝日新聞の調査でも、「採用を前年より『増やす』とした企業が『減らす』とした企業の数を2年連続で上回った」という。こちらの分析では、資源価格の高騰によって好調な商社をはじめ、化学や外食、金融などが上向き傾向にあるとのこと。ただし、大半の企業は引続き厳しい経営環境にあり、先行きは不透明な状況。最終的な採用数はどうなるのか、今後の企業の採用状況が注目される。
(『日本の人事部』編集部)