レジェンダ・コーポレーション、2012年新卒 就職活動の意識/実態調査(7月度)
英語で講義 7割の大学生が賛成
~留学経験者は84.4%が賛成。グローバル化への意識高く~
人事総合ソリューション企業(採用・育成・人事労務)のレジェンダ・コーポレーション株式会社(本社: 東京都新宿区 代表取締役社長: 藤波 達雄)は、2012年4月入社を希望する新卒の大学生・大学院生(以下、学生)17,030名に就職活動に関する意識調査を行い、1,246名(留学経験あり173名、留学経験なし1,073名)から回答を得ました。(調査期間は7月28日(木)~8月3日(水))
学生に、大学の授業を英語で実施することについての賛否を尋ねたところ、約7割が賛成と回答しました。留学経験の有無で比較すると、留学経験者は84.4%が賛成しており、留学経験のない学生より17.0pt高い結果となりました。
次に、英語を学ぶ必然性について尋ねたところ、約9割の学生が必然性を感じると回答しました。特に、留学経験者は、「強く感じる」と4人に3人が回答しており、英語への意識の高さを感じる結果となりました。
また、東京大学が検討を始めており、海外大学では主流である秋入学について学生に賛否を尋ねたところ、従来の春入学から秋入学への移行についての賛否は、留学経験の有無で分かれました。留学経験者では、賛成が35.3%と反対の18.5%の約2倍となり、一方、留学経験のない学生では、反対が賛成を上回りました。
学生は、グローバル化に向けての環境変化をポジティブに捉えており、特に留学経験者はその傾向が強いことが明らかになりました。
1. 英語で講義7割の大学生が賛成
学生に、大学の授業を英語で実施することについての賛否を尋ねたところ、69.7%の学生が賛成(「賛成」「どちらかと言えば賛成」)と回答しました。また、留学経験の有無で比較すると、留学経験者は賛成した割合が84.4%と、留学経験のない学生より17.0pt高い結果となりました。
2. 9割以上の学生が英語を学ぶ必然性を感じる。留学経験者は4人に3人が「強く感じる」
学生に、英語を学ぶ必然性について尋ねたところ、約9割にあたる90.3%の学生が感じる(「強く感じる」「やや感じる」)と回答しました。留学経験者は、「強く感じる」と4人に3人が回答しています。留学経験者は、自身の経験を通じて、身をもって英語の必然性を感じているようです。
3. 秋入学への移行について 留学経験者は3人に1人が賛成
学生に、秋入学への移行についての賛否を尋ねたところ、『どちらとも言えない』と回答した学生が56.2%と最も多い結果となりました。留学経験の有無でみると、秋入学への移行についての考え方は分かれました。留学経験者は、賛成が35.3%と反対の18.5%の約2倍となりました。一方、留学経験のない学生は、賛成が18.3%、反対が23.9%と反対が賛成を上回りました。
■ レジェンダ・コーポレーションの見解
今回の調査から、英語に対する学生の意識は高いことが明らかになりました。特に留学経験がある学生は意識が高く、英語などの外国語が必要な環境にいた経験はその意識を更に高めていると想定できます。この背景には、従来よりも日本国内での外国人(労働者・留学生等)の存在が身近になり、多くの英語が日常語として用いられていることも影響していると考えられます。特に学生は、企業がグローバル化を迫られていることから、就活で英語力などのグローバル適性が求められていることも意識が高まる大きな要因です。
ただ、英語の必然性を9割が感じながらも、身近な大学の英語化への賛成は7割に留まっています。将来的には英語を必要と感じながらも、直近で英語を求められることに対しては、やや躊躇している様子が伺えます。また、大学の秋入学に対する意見から見ると、大学卒業後から入社前の空き時間に、自ら留学したいと考える学生の意見は少なく、自ら環境を変えてグローバルな環境に身をおく積極性は高くないように思われます。
これらのことから、学生が英語に対する意識が高いことは外部環境の変化によるものと考えられ、環境が変われば柔軟に適応していける素地をもっているように思われます。
今、多くの企業は入社数年以内に海外で職務経験を積ませることを積極的に推し進めています。こういった動きは、間違いなく日本の若年層のグローバル化を推し進めていくことになると考えます。
マーケティング ディレクター 大捕浩尚
【 アンケート調査概要 】
調査対象 :2012年4月入社を希望する新卒の大学生・大学院生17,030名
調査方法 :インターネットによる調査(当社アンケートWebサイトより回答)
調査期間 :2011年7月28日(木)~8月3日(水)
有効回答数 :1,246名(留学経験あり173名、留学経験なし1,073名)
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
(レジェンダ・コーポレーション株式会社 http://www.leggenda.co.jp/ /9月14日発表・同社プレスリリースより転載)