産労総合研究所、「病院人事制度・諸施設等の実態」調査を実施
「ヒヤリ・ハット報告・事故報告」は100%の病院が導入
「火災・停電対策」をしている病院は88.0%
定期刊行誌「師長主任業務実践」を刊行するシンクタンク機関の株式会社産労総合研究所(東京都千代田区、代表 平盛之)では、病院人事制度・諸施設等の実態に関する調査を行い、その結果を公表いたしました。
■ 調査要領
・調査対象 : 当社会員病 約2,300病院
・調査時期 : 2011年6~7月
・回答状況 : 335病院
経営・組織運営、ワークライフバランス、人事制度など8項目、156のコンテンツについて「ある なし 検討中」の3択で調査をした。
156コンテンツのうち、唯一導入100%だったものは経営・組織運営部門の「ヒヤリ・ハット報告・事故報告」だった。
自然災害・人的トラブルに対するリスクマジメントという切り口では、「火災・停電事故対策」については、ありが88.0%、検討中が10.5%となって最も高かった。次いで「SARS・新型インフルエンザ対策等」はありが86.0%、検討中が6.0%だった。
以下は8つの各部門、156のコンテンツから16を抜粋した。
156全てについての詳細は定期刊行誌「師長主任業務実践」2011年9月15日号の4~35ページに掲載した。
■ 1.経営・組織運営
「第三者機関による職員満足調査」は、ありが25.7%、検討中5.1%。
「セクシャル・ハラスメント防止策」は、ありが60.4%、検討中15.3%。
■ 2.ワークライフバランス
「男性職員向けの育児休業支援措置」は、あり66.6%、検討中6.1%。
■ 3.人事制度
「看護サービスを評価するシステム」は、あり43.2%、検討中15.4%。
「看護ケアの向上を目的とする自主的活動支援」は、あり69.4%、検討中が6.4%。
■ 4.賃金・退職金
「看護管理職の年俸制」は、あり41.6%、検討中1.8%。
「成果・貢献度連動型賞与」はありが29.9%、検討中が5.4%。
■ 5.労働時間・休暇制度
「リフレッシュ休暇制」ありが48.3%、検討中1.5%。
「ドナー休暇(提供する際の特別休暇)」があり19.5%、検討中5.8%。
■ 6.新卒・既存採用
「採用指定校制」はありが8.6%、検討中が2.1%。
「期間限定看護職採用」はありが29.6%、検討中が1.9%。
■ 7.人材育成
「資格取得促進研修」はありが45.9%、検討中が8.9%。
「自己啓発費用援助制」はありが57.1%、検討中が4.0%。
■ 8.福利厚生
「送迎バス」はありが13.5%、検討中が0.3%。
「人間ドックの受診補助」はありが57.8%、検討中1.5%。
「禁煙促進のための援助制」はありが23.3%、検討中が5.2%。
◆本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
(株式会社産労総合研究所 http://www.e-sanro.net/ /9月21日発表・同社プレスリリースより転載)