日経HR、「都内の大学・大学院生の就職活動」に関する調査結果
―― 学生に人気の業界は?――
日本経済新聞社の子会社で、就職・転職情報サービスを行う日経HR(千代田区神田鍛冶町、社長:和田昌親)は、都内の主要な大学・大学院に通う2012 年3月卒業予定者を対象に、「就職活動に関するアンケート」を実施。654 人から回答を得た。
■ 行きたい業界…「商社」、行きたくない業界…「フードサービス」
「行きたい業界」の1位は昨年に続き「商社」でした。支持率は29.2%(昨年も29.2%)で、3人に1人が志望業界に挙げています。2位は「銀行(22.2%)」、3位には「生保・損保(20.6%)」が入りました。一方、行きたくない業界は、昨年同様「フードサービス」が21.3%とトップ。
■ エントリー時の重視点…「国際性」が上昇
「業務内容」(前年比10.1pt 減)、「福利厚生」(同7.6pt 減)、「知名度」(同7.0pt 減)と、「業務内容や知名度にこだわる余裕はない」といった学生の心情を反映した結果となりました。一方、縮小する国内市場を意識してか、「国際性」は4.9pt 上昇しました。
■ 「大学卒業後、3年以内は新卒扱いに」……6割以上が賛成
政府などの「大学卒業後、3年以内は新卒扱いにすべき」という提言に対し、どう思うかを尋ねたところ、64.2%もの学生が「そう思う、そうなってほしい」と回答しました。その理由として「学業に専念できる」「機会の平等化につながる」などが挙げられています。一方、反対した学生は「甘える人が増える」「雇用が増えるとは限らない」などの理由を挙げています。
■ 海外で働きたいか?…6割以上が海外勤務に意欲的
「入社後の海外勤務についてどう思いますか?」という質問には、「すごく行きたい(30.1%)」 「行きたい(32.9%)」をあわせ、6割以上が海外勤務に前向きな姿勢を示しました。
■ 使用している携帯通信機器は?…半数の学生が「スマートフォン」を活用
「iPhone」に代表される高機能携帯端末「スマートフォン」を使っているという学生が全体の 半数にも上りました。「iPhone」単独で、47.1%という驚異的な数字です。これは、「スマートフォン」が就活で必須のツールとなっている事情も一因であると考えられます。
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【調査概要】
調査方法/インターネットによるアンケート調査
対象者/都内の主要大学・大学院に通う2012年3月卒業予定者回答者数/654人
調査期間/2010年11月26日~12月3日
日経HR http://www.nikkeihr.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋