コミュニケーション・ウェイが
新卒採用サイトの利用状況を調査
情報コンテンツ開発を始めとして、企業成長のための情報戦略を支援しているコミュニケーション・ウェイ(東京都文京区、瀧田幸介・代表取締役社長、以下「CW」)は、2005年8月26日から8月27日の2日間で、「就職活動における企業サイトの利用状況」を就職活動経験のある現役大学(院)生313名に対して実施しました。
就職活動において、学生が企業の情報収集・エントリーにインターネットを活用することはスタンダード化しつつあります。求職者と企業の第一の接点である採用サイト上で、企業側の提供する情報が重要性を増しつつあるなか、学生がどのような意識で採用サイトを利用しているのかを調査しました。
■ 企業情報は「採用広告サイト」と「新卒採用サイト」の併用型が過半数
就職活動を行うにあたり、企業情報はどこから入手するか調査したところ、『「採用広告サイト(リクナビなど)」と「企業の新卒採用サイト」の両方』68.7%、『採用広告サイトのみ』24.3%、『企業の新卒採用サイトのみ』4.8%となっています。
■ 95%以上の学生が「新卒採用サイト」の情報を参照
企業へのエントリーに際して、企業の新卒採用サイトは参考になるか調査したところ、『ある程度参考になる』61.3%、『大いに参考になる』33.9%、『あまり参考にならない』4.8%という順になっています。95%以上の学生が、企業の新卒採用サイトを多少なりとも参考にしているといった結果です。
■ エントリーの契機は「採用広告サイトでのPR文」が多数派
実際に企業にエントリーを行うきっかけとしては、『採用広告サイトでのPR文』が54.6%、『企業の新卒採用サイトでのPR文』が28.8%、『OB/OGや知人からの薦め』が10.2%となっています。その他の意見としては、『なんとなくのイメージで』『とりあえず知っている企業』という漠然としたものから、『実際に実習に行き、現場の方に聞いた話がきっかけとなった』『興味のある業種の企業に片っ端から直接連絡した』という積極的な意見もありました。
■ エントリーの際に知りたい情報は「仕事内容」だけでなく「福利厚生」「勤務地」「残業量」
なども重視
エントリーを行う際、一番知りたい情報は『仕事内容』や『職場環境』など基本的な情報と同時に、『福利厚生』(福利厚生の利用度も含め)や『勤務地』『残業量』などといった条件的な意見も目立ちました。また、実際に働いている社員の生の声を聞きたいとの意見も多く見られました。興味が無かった、もしくは社名を知らなかった企業にエントリーする際、重視する点は、『具体的に業務内容が説明されている』『自分がやりたい仕事ができる』など、仕事の内容を重視する意見が多く見られました。また、『会社の規模』や『取引先』など企業への信頼を求める声もありました。中には『社名を知らない(興味が無い)企業へはエントリーをしない』との意見も少なからずありました。
企業の新卒採用サイトで不満な点を調査したところ、『他社との違いが明確になっていない』56.1%、『自分が何をできるかイメージできない』53.9%、『待遇・キャリアプランなどの考えが見えない』44.3%、など企業の説明不足に不満を感じる声や、『画像が少なくイメージが沸きにくい』21.7%、『サイト自体が使いにくい』16.1%、などサイトの構成などを不満に思う学生が40%近くもいることが分かりました。その他の意見としては『エントリー期間が終わっているのに掲載し続けている為、ページを開いてがっかりすることが多々ある』など、サイト管理に問題がある企業もあるようです。
企業の新卒採用サイトへの要望は、『もっと実際を語って欲しい』『良い所ばかりアピールせず、失敗や困難など欠点もさらけ出して欲しい。良い所ばかりだとただの宣伝にしか見えない』など、表向けのコメントだけではなく裏の部分も明確にして欲しいとの意見が圧倒的でした。また、企業や事業内容の説明とは別に、『サイトのインパクトを重視しすぎて、非常に使いにくい。就職活動は時間との戦いなので、シンプルかつ分かりやすくして欲しい。』など、サイトの構成を改善して欲しいとの要望も多く見られました。
(コミュニケーション・ウェイ http://www.comm-way.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・9月14日)