CompTIA が顧客視点での人材育成を支援する
「スキルオーケストラ」プロジェクトを始動
CompTIA(コンプティア:コンピュータ技術産業協会/本部:米国イリノイ州)は、顧客視点の人材育成に力を入れる部門を支援する「スキルオーケストラ」プロジェクトを、今秋から実施することを発表しました。人材育成方針に基づき、CompTIA 認定資格試験をはじめとする各種試験を推進する担当者の悩みや期待に応え、健全なスキルマップを描こうとするリーダーシップを支援することで、「信頼性・生産性・顧客満足」の向上の達成を図ります。
「スキルオーケストラ」プロジェクトは、以下の部門からスタートし、随時参加を募り最大10部門まで支援する予定です。(以下50音順)
アップルコンピュータ株式会社 アップルカスタマトレーニング
株式会社エヌ・ティ・ティ東日本-埼玉 サービス運営部
日本NCR 株式会社 カストマー・サービス本部
横河電機株式会社 トレーニングセンタ
上記部門は、資格取得を推進する上で、企業ビジョンや人材育成方針、実際の試験の役割や目的との位置づけを把握し、習得と実践につながる教育を行っています。
「スキルオーケストラ」プロジェクトでは、
・本局サイトでの専用Webサイト開設による、人材育成方針や取得者の声、トレーニング
活動・方針などの掲載
・スキルオーケストラプロジェクトのデザインロゴ、ロゴシールの提供
・導入後の効果測定またはアンケート調査の実施
などを逐次実施します。人材育成方針や担当者の声、取得者の声の公開を対象者個々人が見ることができるようにすることで、対象者または部門の当事者意識を高めます。また導入後の効果測定も実施し、習得と実践にチャレンジする緊張感の持続の支援をします。結果として下記「3つの向上」につなげます。
(1)信頼性・顧客満足度の向上
対象者または部門が、ロゴシールの名刺での活用により「顧客視点」の人材育成にチャレンジしていることを外部にアピールし、また資格の導入による習得と実践により、実際の仕事ぶりでの信頼性の向上を図ります。
(2)業績の向上
対象者または部門が、資格の導入による習得と実践により、顧客視点における提案力・改善力の向上を図ります。ソリューションや商品単体での箱売りではなく、さまざまな提案につなげます。
(3)生産性の向上
資格の導入による習得と実践により、1人当たりの仕事量を増加し、生産性を高めます。
なお、専用Webサイトは、今秋に一般への公開を予定をしています。
−CompTIA とは− http://www.comptia.jp
1980年初頭、EDIがさまざまな規格で利用され情報が飛び交う中、ISOやIEEEに対し標準化を提言するため、各社が集まる場として1982 年にシカゴで設立。その後、欧米を中心とし14 拠点を持つ非営利グローバルIT 業界組織として、技術標準化の提言や各業務の業務保証となる実務能力基準の認定活動などを行っています。会員は、IT企業や各種団体、教育機関など89ヶ国20000機関以上が参加しています(2005 年6月現在)。なお、日本では、支局が平成13年4月に設立されています。
−CompTIA 認定資格とは−
1993年のPCの爆発的な普及に伴い、クライアント環境の運用管理業務を理解する人材が急激に不足するといった事態に対処するため、技術標準化を進めるノウハウを生かし、各社が集まり、「業務」に対する標準化を進め、個々人の「業務保証」のガイドラインを作成してできたのが「CompTIA A+」です。2005年6月現在、Network+など11分野に及ぶ業務に関する認定を行っています。現在は、OJTの削減やトレーニングコストの削減、各レベル(新入社員、主任、管理職など)やパートナーなど実務評価基準を背景とし、Apple社を始めとする業界各社が試験作成委員会に参加し、現在の業務環境における理解と問題解決や状況判断などの業務遂行能力のガイドライン(試験範囲)の作成から、調査分析、作問を担当。IT資格としてはMicrosoftについで世界2位の規模。
(CompTIA 日本支局 http://www.comptia.jp/同社プレスリリースより抜粋・9月6日)