学生援護会がアルバイトの平均賃金を分析
7月は関東・関西エリアとも上昇基調変わらず
労働市場サービスを行なう学生援護会(東京都新宿区、赤嶺紀彦・社長)では、関連会社を通じて各種の求人メディアを発行していますが、そのうち、雇用動向に密接に関わると判断される98職種(※)について、関東および関西エリアで発行するアルバイト情報誌およびアルバイト求人サイトに掲載された求人情報からアルバイトの平均賃金を分析しています。7月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
(※2003年1月集計スタート時、95職種。05年1月より一部対象職種の細分化により98職種)
7月のアルバイト求人情報98職種平均時給は関東エリアで1000円(前月1003円、前年同月981円・1.83%増)、関西エリアは944円(前月943円、前年同月938円・0.65%増)となっています。
関東エリアは、前年同月を10カ月連続で上回っています。3月まで連続3カ月間1000円台を維持し、4、5月は1000円台を下回りましたが、6月からはまた1000円台にのっています。一方、関西エリアは集計開始の昨年2月以降一貫して前年同月を上回る推移が続いています。金額については昨年11月以降950円以上と高い水準をキープしてきましたが、3〜7月は940円台となり、伸びは鈍化傾向にあります。
関東エリアでの98職種の扱い件数は前年同月比でマイナス。大分類では運輸関連職が1割台の伸び。専門職、事務職、営業職、サービス職、技能・労務職は前年同月並み。販売職、フード、は前年同月を下回っています。特にフードについては2割以上の大きなマイナスとなっています。 関西エリアの98職種の扱い件数については前年同月で1割台の伸びとなっています。大分類では専門職、営業職、フード、運輸関連職が2割以上の高い伸びとなっており、販売職、サービス職は1割台の伸び、事務職は前年同月並み。技能・労務職は1割台のマイナスとなっています。
関東エリアの賃金を大分類でみると、最も高いのは専門職で1236円。次いで営業職の1157円となっています。また、販売職、フード、サービス職を除いた職種では時給1000円の大台にのっています。関西エリアでは専門職が1263円で最も高く、関東エリアの1236円を上回っています。次いで営業職で1086円となっています。専門職、営業職が時給1000円の大台にのっています。
(学生援護会 http://www.engokai.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・8月22日)