アドバンテッジ リスク マネジメントとサイボウズ総合研究所
「サイボウズ ガルーン」の利用情報を活用したメンタルヘルス対策
「ワークスタイルアナライザー for ガルーン(仮称)」提供
メンタルヘルス対策、就業障がい者支援事業など先進的な人事戦略ソリューションを提供するアドバンテッジ リスク マネジメント(東京都目黒区、鳥越慎二・代表取締役社長、以下 ARM)と主にクラウド/SaaS ビジネスとSIビジネスを手掛けるサイボウズ総合研究所(東京都文京区、札辻秀樹・代表取締役社長)は、クラウド型グループウェア「サイボウズ ガルーンSaaS(以下、ガルーン SaaS)」を活用したメンタルヘルス対策の新サービス「ワークスタイルアナライザー for ガルーン(仮称)」を提供することで合意致しました。
【 製品の概要 】
職場におけるメンタルヘルスの対応が近年、非常に重要視されるようになりました。そこで、通常業務で頻繁に利用されているグループウェアの出退勤データやスケジュールデータ、メールや掲示板へのアクセス時間や頻度の変化を利用ログなどで集計し分析を行い、従業員のストレス状態の変化を知ることができるサービスの提供を行います。また、両社の協業により体調の変化のレポートだけでなく、レポートの解析やコンサルティング、メンタルヘルスケアまでを行うことが可能です。
1. 導入の背景・目的
労務行政研究所が実施した「企業のメンタルヘルス対策に関する実態調査(2010 年8 月)」では、メンタルヘルス対策について61.5%が「課題あり」と回答し、従業員規模1,000 人以上においては88.6%にのぼっており、喫緊の課題となっています。
メンタルヘルス対策は早期発見、早期対応が極めて効果的かつ重要であり、それを実現するには職場のマネジメントを担う管理職の役割が重要ですが、グローバル化やフラット化、コンプライアンスなど管理業務の増大で多忙かつ疲弊し、その役割を果たすことは容易ではありません。
管理職をサポートし、早期発見・早期対応の体制を実現するために、従業員の労働時間や遅刻欠勤などの勤怠情報や、メール処理などの業務遂行状況などからわかるメンタル不調のサインを可視化するサービスの構想にいたりました。
企業向けグループフェアは日々従業員が利用しており、その蓄積された利用情報を活用することで、効率的な早期発見が可能です。そこで国内グループウェア大手のサイボウズ製品を扱うサイボウズ総研とメンタルヘルスケア最大手のARM は、グループウェアの情報を活用する新サービスを共同で開発、提供することとなりました。
2. 導入サービスの内容と特徴
従業員のワークスタイルを把握、精神疾患やストレス不調の予兆を事前に察知し、早期発見に繋げます。
(1) 出勤退勤時刻、実質労働時間から勤務状況を把握します
(2) スケジュールの件数や業務タイプ別の時間を集計します
(3) メール対応・送受信処理の情報を集計します。※本機能は検討中
(4) 上記のデータから、業務負荷を推定し、要対応の従業員に対してはセルフケアの促し、管理職へのリファーを行います。
(5) サイボウズが提供するWeb データベース「サイボウズ デヂエ」を活用して画面上に簡易的なストレスチェック(10 問程度)を設置して、ログイン時に受診させるなど、自分のこころへの気づきを支援します
(6) 企業から必要な情報をいただいた上で、毎年度、分析レポートを行い、ワークスタイルとストレス、休職の関係と解決策の提案をARM の組織コンサルタントが行います。
(7) 状態に応じたセルフケアのためのe-learning、カウンセリングの受信勧奨、医療機関紹介なども行います(オプション;ARM が提供)
3.価格
年間 100 万円〜
4.発売日
2010年11月15日(月)本日より販売を開始します。
※ただし、当面、「ガルーンSaaS」の既存ユーザー企業様へのご案内となります。自社運用(オンプレミス)で「ガルーン」をご利用いただいているユーザー様へのご提供は順次行う予定です。
【サイボウズ ガルーンの概要】
「サイボウズ ガルーン」は、Web ブラウザーとネットワーク環境があれば、簡単に社員のスケジュール管理や業務連絡を行うことのできるビジネス用ソフトウェアです。中小規模向けグループウェア「サイボウズ Office」の使いやすさはそのままに、スケーラビリティ、管理機能、API による拡張性が充実した、1 万人規模の大企業でも快適にご利用いただけるエンタープライズ グループウェアです。 また、自社でシステム運用コストをかけずビジネス規模に応じた柔軟な従量課金で利用できるクラウドサービス「サイボウズ ガルーン SaaS」としてのご利用も可能です。
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。(PDF)
アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp/ 、サイボウズ総合研究所http://cybozu-ri.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月17日