日総ブレイン調べ、2009年度の神奈川県内における派遣状況
ヨコハマの人材派遣会社 日総ブレイン(神奈川県横浜市、清水智華子・代表取締役社長)は、2009年度(2009年4月〜2010年3月)の神奈川県内における派遣状況を弊社独自データにて作成致しました。尚、弊社は事務系の人材派遣会社のため、殆どが事務職に関するデータ集計となります。
神奈川県内の「企業」「派遣労働者」における、2009年度(2009年4月〜2010年3月)の(1)新規求人数、(2)新規派遣登録人数、(3)新規派遣就業人数、(4)派遣利用人数を調査しました。2008年度対比での弊社データを公開致します。
【 神奈川県内の新規求人数変遷 】
県内企業の新規求人数はリーマンショック(08/09)以降、減少が続いていましたが、09年度の下期(9月〜)より緩やかな回復傾向が見え始め、第4四半期(1〜3月)には08年度対比で112%と回復基調が顕著に見られるようになりました。
【 神奈川県内在住者の新規派遣登録数変遷 】
県内在住者の派遣登録者数は、08年度対比にて、第1四半期(4〜6月)が約71%、第2四半期(7〜9月)が約99%、第3四半期(10〜12月)が約85%、第4四半期(1〜3月)が約89%と引続き回復傾向が見られています。
【 神奈川県内での新規就業数変遷 】
県内在住者の新規就業数は、08年度対比にて、第1四半期(4〜6月)が約58%、第2四半期(7〜9月)が約92%、第3四半期が約90%、第4四半期が約77%と回復傾向は見られますが、以前として勢いが見られない状況です。
【 神奈川県内企業の派遣人数変遷 】
県内企業の派遣人数変遷は、08年度対比にて、第1四半期(4〜6月)が約93%、第2四半期が約91%、第3四半期が約94%、第4四半期が約97%と一定の推移を保っています。9月の減少や季節要因は考えられるものの、年度を通して08年度比超もあり、回復傾向は顕著になってきています。
【 考察 】
2008年度比で考察しますと、企業の積極的な派遣利用(求人)、及び、求職者の積極的な活動はより顕著になってきました。また、県内企業の新規就業数、派遣人数より、新規就業数も伸び悩んでいるようにも伺えますが、08年度以前の状況まで回復は期待できない現状としましては、復調傾向は明らかと言っても過言ではないと考えます。
しかしながら「求人」も「求職」も“勢い”は感じられず、「微増・微減の繰返し=横ばい傾向」と言わざるを得ない状況です。引続き、派遣の新規受入れは、慎重且つ、厳しい判断、よって「質・量」のバランスがより求められると考えられます。
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日総ブレイン http://www.nsbrain.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月26日