インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」
「転職理由ランキング2010年版」発表
総合人材サービスのインテリジェンス(東京都千代田区、高橋広敏・代表取締役 社長執行役員)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、転職希望者の「転職理由」について調査した「転職理由ランキング2010年版」を発表します。
本調査は、2009年10月から2010年2月までにDODA転職支援サービスに登録のあった、約2万人の転職希望者の回答を集計したものです。
※ 詳細は、DODAサービスサイトにて公開しております。
【 調査結果 】
■ 総合ランキング ― 「市場価値を上げたい」前向きな転職理由も増加傾向に
全体の結果では、「会社の将来性が不安」(14.7%)が2年連続で最多。次いで、「他にやりたい仕事がある」(10.6%)、「倒産/リストラ/契約期間の満了」(7.6%)と続きました。様々な指標でも景気回復の兆しが見え始めているものの、会社や事業の先行きに不安を感じて転職を考える人は増加し続けていることがわかります。
3位となった「倒産/リストラ/契約期間の満了」も、1年前の6.2%から更に増加する厳しい結果となりました。一方で、「市場価値を上げたい」という前向きな転職理由も増えており、景気の好転を見据え、積極的にキャリアアップを目指す動きが出始めていることが見受けられます。
→ ランキング詳細は以下URL「図表1」をご参照ください。
http://www.inte.co.jp/corporate/library/survey/20100422.html
■ 職種別ランキング ― エンジニアは「倒産・リストラ」、営業職は「残業が多い・休めない」ことに不満
職種別では、「販売・サービス職」を除き、「営業職」「企画事務職」「ITエンジニア」「モノづくりエンジニア」の4つの職種で「会社の将来性が不安」が最多となったものの、それぞれの職種ごとに特徴的な結果がみられました。
中でも営業職では、「残業が多い/休日が少ない」(5.8%)の割合が増加し上位に。不況下で生産部門や管理部門の縮小や人員削減が進む中、売上を上げる営業職の活動量は維持されたと考えられます。一方「モノづくりエンジニア」は製造業の業績不振からか「倒産/リストラ/契約期間の満了」(11.9%)の多さが目立ちました。
→ ランキング詳細は以下URL「図表2」をご参照ください。
http://www.inte.co.jp/corporate/library/survey/20100422.html
■ 年代別ランキング ― 会社の将来性 高年齢ほど不安が高まる
年代別では、すべての年代で「会社の将来性が不安」が最多となり、20代で12.6%、30代で17.4%、40代で18.1%と、高年齢になるほど数値が上昇していることがわかります。
20代は昨年調査で唯一、「会社の将来性が不安」を「他にやりたい仕事がある」が上回っていましたが、今回調査ではその順位が逆転。若年層にも将来への不安感が広がっているようです。一方40代は、20代、30代と異なり「業界の先行きが不安」(6.7%)という人の割合が増加しました。年齢が上がるにつれ視野が広がり、業界全体の将来性について不安視する人が増えてくるためと思われます。
→ ランキング詳細は以下URL「図表3」をご参照ください。
http://www.inte.co.jp/corporate/library/survey/20100422.html
■ キャリアコンサルタント解説 ― 雇用情勢は景気動向より遅れて改善
2010年に入り、失業率の改善や求人数の増加といった動きも見られ、そろそろ雇用情勢も好転していくことが期待されますが、今回の結果は、会社の将来性への不安、倒産・リストラといった転職理由が上位に入る、厳しい結果となりました。
しかし、雇用の回復は景気回復よりも遅れて表れてくるもので、今後、こうした状況も改善に向かうと考えられます。既に今回の調査でも「市場価値を上げたい」という回答が増加しており、転職者が自身を高めようとする前向きな動きに出始めていることがわかります。(DODAキャリアコンサルタント 大浦征也)
【 調査概要 】
■ 調査期間: 2009年10月1日〜2010年2月28日
�������������������(前年調査:2008年10月1日〜2009年1月31日)
■ 調査方法: DODA転職支援サービス登録者の登録データを集計
■ 対象者数: 22,052人
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・4月22日