インテリジェンス、求人情報サービス「an」調べ
2010年3月 アルバイト平均時給
インテリジェンス(東京都千代田区、高橋広敏・代表取締役 社長執行役員)が運営する求人情報サービス「an」では、求人情報メディア(PCサイト、モバイルサイト、有料求人誌、フリーペーパー)に掲載された求人広告から173職種(※)について、平均時給を分析しています。2010年3月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
(調査は2002年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。)
【 全エリア概況 】
〜 平均時給 974円。全エリアで前月比マイナスも 前年比プラス傾向に
2010年3月の全国平均時給は、974円(前月989円、前年同月960円)で、前月比で15円の減額、前年同月比では14円の増額となりました。エリア別では、「関東エリア」が1,032円で最も高く、次いで「東海エリア」(978円)、「関西エリア」(973円)となりました。職種別では、「専門職系」が1,227円と最も高く、次いで「事務系」(993円)、「サービス系」(989円)と続いています。
対前年増加率は、エリア別では、東海が0.4%と2ヵ月連続のプラスとなったほか、関東が3.1%、九州が1.3%など、3エリアでプラスとなり、全体では1.4%のプラスとなりました。職種別では、フード系が13ヵ月連続の前年比マイナスであるものの、製造工を含む「技能・労務系」は4ヵ月連続、「事務系」は2ヵ月のプラスになるなど改善傾向もみられ、全体では4ヵ月連続の前年比プラスとなっています。
【 関東エリア概況 】
〜 平均時給1,032円。6職種で前年比プラスに
関東エリアの平均時給は、1,032円(前月1,054円、前年同月1,001円)で、前月比22円の減額。職種別では、「専門職系」が1,322円で最も高く、次いで「事務系」(1,060円)、「サービス系」(1,046円)となりました。対前年同月の増加率は3.1%で、4ヵ月連続のプラスとなっています。職種別では「販売系」(-0.1%)を除いた全ての職種で前年比プラスとなっています。
【 関西エリア概況 】
〜 平均時給973円。10ヵ月続いた前年比プラスに歯止め
関西エリアの平均時給は、973円(前月977円、前年同月976円)で、前月比4円の減額。職種別では「専門職系」が1,191円で最も高く、次いで「サ-ビス系」(997円)、「事務系」(995円)と続きました。対前年同月の増加率は-0.3%となり、2009年4月以来の前年比マイナスとなりました。職種別では、「技能・労務系」(3.2%)など4職種がプラスとなる一方、「サービス系」(-2.3%)、「運輸職系」(-1.6%)「専門職系」(-0.8%)の減少により、全体では前年比マイナスとなっています。
【 東海エリア概況 】
〜 平均時給978円。専門職の前年比プラスが全体を牽引
東海エリアの平均時給は、978円(前月990円、前年同月975円)で、前月比12円の減額。職種別では、「専門職系」が1,237円で最も高く、次いで「運輸職系」(1,016円)、「サービス系」(1,005円)となりました。対前年同月の増加率は0.4%で、2ヵ月連続の前年比プラスとなり、2008年8月以降続いていた時給の停滞傾向に改善の兆しが見られます。職種別では「サービス系」(-7.9%)、「販売系」(-2.6%)など4職種が前年を下回ったものの、「専門職系」(24.0%)の大幅な増加が牽引し、全体では前年比プラスとなりました。
【 九州エリア概況 】
〜 平均時給821円。5ヵ月連続の前年比プラスに
九州エリアの平均時給は、821円(前月833円、前年同月811円)で、前月比12円の減額。職種別では、「専門職系」が936円で最も高く、次いで「事務系」(922円)、「サービス系」(856円)となりました。対前年同月の増加率は1.3%で、5カ月連続のプラス。職種別では、「運輸職系」(-3.7%)を除いた6職種で前年を上回りました。
【 北海道エリア概況 】
〜 平均時給807円。2009年5月以来の前年比マイナス
北海道エリアの平均時給は、807円(前月825円、前年同月823円)で、前月比18円の減額。職種別では、「専門職系」が930円で最も高く、「運輸職系」(849円)、「事務系」(845円)と続きました。対前年同月の増加率は-2.0%で、2009年5月以来の前年比マイナスに。職種別では「運輸職系」(22.9%)が大きな増加を見せるも、「専門職系」(-7.1%)、「サービス系」(-4.3%)など3職種が減少しており、全体でも前年比マイナスとなりました。
【 解説:業界担当営業より 】
〜 不況下も、専門事務・コールセンターの採用ニーズは引き続き健在
3月時給の全体は、4カ月連続で前年比プラスとなりました。職種別に見ると、「事務系」が2ヵ月連続で対前年プラスとなっています。各社コスト削減のため、一般事務の採用意欲は落ち込んでいるものの、経理事務や貿易事務など専門性の高い職種や、通信・金融系企業のコールセンター業務での採用は引き続き堅調。「事務系」の求人のうち、比較的時給の高い専門事務の占める割合が高まってきたことが一因とみられます。
(SA営業統括部 マネジャー 吉田 誠二)
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インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・4月13日