ソフトバンク・ヒューマンキャピタル
「2010年度 新社会人の意識調査」を実施
ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(東京都港区、木崎秀夫・代表取締役社長兼CEO)が運営する、転職サイト『イーキャリア』は2010年3月12日〜3月17日の6日間、この春就職する21歳〜25歳の男女に対し新社会人の意識調査を行い、 計400名の有効回答を得ました。
【 アンケート総括 】
◆ 就職先『志望通り』76.1% 前年比-4.4ポイント
今年の春に就職する21歳〜25歳の男女400名に対し、内定の数を聞いた ところ、「5つ以上」内定をもらったと回答したのは全体の3.5%で、「4つ」2.5%、「3つ」11.8%、「2つ」23.3%、「1つ」59.0%となりました。
次に、同回答者に対し志望通りの企業に就職できたかを聞いたところ、全体の76.1%が、『志望通りの就職ができた』(「志望通りの就職ができた」31.3%、「ある程度志望通りの就職ができた」44.8%の合計)と回答しました。2009年度と比較すると、全体で4.4ポイントダウンしており、特に男性では『志望通りの就職ができた』が73.0%(「志望通りの就職ができた」27.0%、「ある程度志望通りの就職ができた」46.0%の合計)と昨年よりも13.0ポイント低くなっています。
◆ 就活『楽ではなかった』昨年より10.5ポイントUP
全回答者400名に対し、就職活動を終えた感想を聞いたところ、23.8%が『楽だった』(「楽だった」10.3%、「やや楽だった」13.5%の合計)と回答し、『楽ではなかった』と回答したのは62.5%(「楽ではなかった」39.5%、「あまり楽ではなかった」23.0%の合計)となりました。2009年度と比較してみると、『楽ではなかった』が全体で10.5ポイント高くなっています(2010年度:62.5%、2009年度:52.0%)。
また、就職活動が『楽ではなかった』と回答した250名に、どのようなス テップでそう感じたか複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「面接」で70.4%、次いで「エントリーシート」26.4%、「自己分析」22.0%となり ました。
◆ 「働きやすい環境」を求める新社会人
仕事に求めていることを3つまで聞いたところ、男性では「やりがい」が 最も多く56.0%、次に「働きやすい環境」53.0%、「給与」40.5%となって おり、「働きやすい環境」「給与」の2項目で2009年度よりも10ポイント以上高くなりました。女性では「働きやすい環境」が最も多く63.0%、次 に「やりがい」46.0%、「自分自身の成長」36.0%となっており、男性同様 に「働きやすい環境」が2009年度よりも10ポイント以上高く、2010年度の 新社会人は2009年度に比べ男女共に仕事に「働きやすい環境」を求める傾 向が強くなっているようです。
◆ 入社を控えた今の気持ち『楽しみ』51.6% 『不安』48.6%
◆ 不安なこと「先輩や上司とのコミュニケーション」が圧倒的
今年の春に就職する400名に対し、入社を控えた今の気持ちを聞いたところ、『楽しみ』51.6%(「楽しみ」20.3%、「どちらかといえば楽しみ」31.3%の合計)、『不安』48.6%(「不安」14.8%、「どちらかといえば不安」33.8%の合計)となりました。男性では半数以上となる55.0%が「楽しみ」と回答しており、反対に女性では「不安」と回答した人が52.0%と半数を超えました。
「楽しみ」「どちらかといえば楽しみ」と回答した206名に、最も楽しみなことを聞いたところ、男性では「新しい出会い」が最も多く20.9%となっています。女性では「やりたい仕事への関わり」が最も多く22.9%で、男女で楽しみにしている項目に違いがでました。
「不安」「どちらかといえば不安」と回答した194名に、最も不安なことを聞いたところ、「先輩・上司とのコミュニケーション」が圧倒的に多く50.0%、次に多かったのは「起床時間」9.8%、「同期とのコミュニケーション」7.2%となりました。特に女性は「先輩・上司とのコミュニケーション」に続き、「同期とのコミュニケーション」にも不安を感じており、社内の人間関係が大きな心配事となっているようです。
◆ 社会人に必要なのは「責任感」、自分に足りない要素は「独創性」
全回答者400名に対し、「社会人に必要な要素」「自分の強み」「自分の弱み」をそれぞれ3つまで聞いたところ、「社会人に必要な要素」では2009年度と変わらず「責任感」が最も多く66.0%(前年比+2.7ポイント)、次に「コミュニケーション能力」49.0%(前年比-3.8ポイント)となり、「協調性」28.5%(前年比+7.2ポイント)が続きました。
「自分の強み」でも、2009年度と変わらず「責任感」が最も多く32.5%(前年比+3.5ポイント)、次に「協調性」28.0%(前年同)となり、「気配り」25.8%(前年比+8.5ポイント)が続きました。特に女性で「気配り」が自身の強みと回答した人が多くなっており、2009年度では17.5%だったのに対し、2010年度では10.5ポイントアップの28.0%となっています。
「自分の弱み」では、「独創性」28.8%(前年比+3.3)、「行動力」26.0%(前年比-0.8ポイント)、「コミュニケーション能力」26.0%(前年比-2.8ポイント)となりました。今年の新社会人は、「社会人に必要な要素」の「責任感」や「協調性」に自信はあるものの、「独創性」や「行動力」、「コミュニケーション能力」においては自分に足りないと感じているようです。
◆ 就職先に定年まで 59.5%
この春就職する会社で定年まで働きたいと思うかを聞いたところ、全体で『思う』が59.5%(「思う」29.5%、「どちらかといえば思う」30.0%の合計)となり、昨年よりも6.8ポイント低くなりました。男女別でみると、定年まで働きたいと『思う』と回答したのは、男性では70.5%と昨年よりもマイナス5.5ポイント、女性では48.5%と昨年よりもマイナス8.0ポイントとなっています。
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ソフトバンク・ヒューマンキャピタル http://www.softbankhc.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・3月26日