ファッション業界専門人材紹介サービスのクリーデンス
「ファッション業界 職種別平均年収2010年版」を発表
ファッション業界専門の人材紹介を手がけるクリーデンス(東京都港区、高橋広敏・代表取締役社長)は、「ファッション業界 職種別平均年収2010年版」を発表いたします。本調査は、クリーデンスの人材紹介サービスに、2008年9月から2009年8月までに登録した転職希望者のうち、25〜39歳に該当する約2,000人の給与データを集計したものです。
※ 各職種の転職市場、採用のポイント等詳細は、クリーデンスサービスサイトにて公開しております。
【 調査結果概要 】
■ ファッション業界 職種別平均年収
― 各年代でMD、バイヤーが上位に
年代別の平均年収を見ると、25〜29歳では、「マーチャンダイザー」が383万円で1位。次いで、「バイヤー」(363万円)、「営業」(349万円)と続きました。30〜34歳でも上位の3職種は変わらず、「バイヤー」が460万円で1位。次いで、「マーチャンダイザー」(457万円)、「営業」(433万円)となっています。35〜39歳では、「プレス」が679万円で1位。次いで、「マーチャンダイザー」(632万円)、「バイヤー」(524万円)が上位となりました。
マーチャンダイザーはブランド全体の戦略を左右する重要なポジションであるだけに、戦略を改革できる新しい発想で、売上げに貢献していくという高いスキルと経験が求められる職種です。またバイヤーも、情報収集力や交渉力、多彩なコネクション。更に、時代の先見性やブランドに合ったセンスの良さ、語学力、数字の強さなど、求められるスキルが多岐にわたることから、業界内でも年収水準の高い職種となっています。
■ ファッション業界 2010年採用動向
― ファストファッション求人は継続。今を好機ととらえた戦略的採用も
2008年秋の金融危機に端を発した景気の低迷により、転職市場は求人数が減少する厳しい状況にあります。インテリジェンスが発表している転職求人倍率では、昨年夏以降、多少の改善傾向がみられるものの、依然、1倍を下回る厳しい状況が続いています。ファッション業界の転職市場も例外ではなく、消費低迷に伴うコスト削減により、ほとんどの職種で、欠員補充や限定された経験をもつ即戦力の方のみといった「厳選採用」傾向が続いています。
ただ、このような状況の中でも、好調が続く「ファストファッション」と呼ばれるブランド・企業では、新店舗のオープンにあわせた販売職などの採用を継続。さらに、国内SPAの台頭により、更なるスピード化・リスク軽減を目指す動きが顕著になっており、商品のデザインから素材・生産背景までを確立した後にアパレルや小売に対して企画生産を行う「ODM提案」を強化する商社・OEM企業が増えつつあります。こうした企業では、即戦力かつ売れる商品を提案できるデザイナーの採用ニーズが引き続き継続されるものと思われます。また、この時期をより優秀な人材を獲得するための好機ととらえ、戦略的な採 用を行うことで、苦しい時期を乗り切ろうと考える企業もみられます。(クリーデンス マネージャー 中浦洋平)
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クリーデンス http://www.crede.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・2月2日