楽天、Eコマースに注力した人材紹介サービス事業を展開
「楽天仕事紹介」サービスをスタート
楽天(東京都品川区、三木谷浩史・代表取締役会長兼社長)は、運営するインターネットショッピングモール「楽天市場」の出店店舗を中心とした、企業に対する人材紹介サービスの提供を開始しましたのでお知らせします。
本サービスの事業化に当たり、楽天は運営主体となる楽天仕事紹介(東京都品川区、小林正忠・代表取締役)を2009年9月15日に設立し、12月1日に厚生労働省から「有料職業紹介事業者」としての許可を得ました。これを受け、本日3日から楽天会員を中心とした求職者に対する人材募集の告知を実施します。
サービス名称は「楽天仕事紹介」で、企業からの求人依頼と、求職者からのエントリーを受けた後、各企業と求職者に対してマッチングサービスを提供します。具体的には、まず専用のWEBページから企業が募集職種や各種雇用条件などを登録し、一方で求職者は、希望職種や経歴などを記入してエントリーを行います。この登録データをもとに、企業と求職者それぞれに対して、各自が設定した条件に見合う相手を推薦するというものです。なお、求職者は検索機能を活用して、自身で就職希望先を探すこともできます。
楽天仕事紹介は、これまでほとんど存在しなかったEコマース業界を中心とした人材マッチングサービスで、多様な業種の企業を一元的に紹介する一般的なサービスに比べ、Eコマースならではの知識や経験をもった人材を企業が採用やすい点が特長です。また求職者にとっても、今後も大きな成長が見込まれるEコマース業界への就職・転職活動を効率的に行えるという点で、高い利便性を実現しています。
2010年には、Eコマースに関する知識や技能を学ぶことができる求職者向けの教育プログラムを楽天が提供することで、企業と求職者間のマッチングの精度をさらに高めていく方針です。
2009年8月に行った楽天市場の店舗向けアンケート調査(回答数1,008)では、日本の有効求人倍率が低調な中にあって、「正社員を募集したい」との回答が55%、「アルバイト・パートを雇いたい」との回答が70%を占め、景気低迷下でも楽天市場の出店店舗にあっては人材採用に対するニーズが高いことが分かりました。こうしたニーズを捉え、特に全国の中小店舗に対して即戦力となる人材を紹介し、労働力の需給ギャップを量・質ともに埋めることで、各店舗および楽天市場の一層の活性化を目指します。
■ 「楽天仕事紹介」サービスの概要
サービス名: 楽天仕事紹介
URL: http://career.rakuten.co.jp/
運営主体:
楽天仕事紹介株式会社
代表取締役 小林正忠
設立日 2009年9月15日
資本金 1,000万円
許可の取得日: 2009年12月1日 「有料職業紹介事業者」の許可を取得
募集告知開始日: 2009年12月3日
求職者向け特典: 契約に至った場合には、楽天キャッシュを5万円分付与
楽天 http://www.rakuten.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・12月3日