プラン・ネットが中国最大のIT専門学校と
日本人オフショア人材育成で業務提携
人材派遣事業を行うプラン・ネット(京都市中京区、茶谷武志・CEO)は6月7日、中国最大のIT専門大学、東北大学大連東軟情報学院と日本人のオフショア開発人材の育成事業を共同で開発・運営することで業務提携しました。
東北大学東軟情報学院は国家から正式に全日制本科普通大学として認められた中国最大のIT専門大学。大連・南海・成都に合計3校あり、学生数合計14300名。大連のソフトウエアパークにある大連東軟情報学院は最大の8000名の学生を有します。この大学の特徴は世界有数のIT企業200社以上との産学連携による実践的な教育体制です。大学の母体である東軟グループは1991年に東北大学が生んだベンチャー企業で、現在社員数6000名の中国最大のソフト開発会社です。
現在、日本国内では採算が合わない組込みやテストなど中流工程以下の作業を海外に委託する需要が急激に増えており、国内ではそのような人材が5万人以上足りないといわれています。しかし、欧米に比べ海外との分業を行ってこなかったため、日本の発注スキルや管理スキルは世界水準からは遅れており、開発作業の理解不足や習慣の違いからトラブルが多発。日本の開発企業が安価で優秀な人材資源を活かしきれていないといわれています。
同社では、日本のIT技術者を大連東軟情報学院の学内で独自のカリキュラムでITブリッジ人材として育成します。また大学が提携する世界有数のIT企業でインターンシップを実施。将来は、オフショア開発者資格制度設立も視野に、共同で教育プログラムを進めていきます。育成期間は3カ月の短期コースから4年間の本科までのコースを選択できます。
(プラン・ネット http://www.pla.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・6月16日)