パソナが農業分野の雇用創出を目指し
『農業インターン』研修プログラムを開始
総合人材サービスを展開するパソナ(東京都千代田区、南部靖之・代表取締役グループ代表兼社長)は、“農業分野での雇用創出”を目的に、農業への就職や独立を考える意欲溢れる人々を対象にした農業研修プログラム「農業インターンプロジェクト2005」の募集説明会を5月に開催しました。
今回、約100名から申し込みがあり、書類選考や面接を経て、就農意欲溢れる12名を選抜し、6月7日から秋田県大潟村に3名、6月10日から青森県名川町に9名の体制で、「農業インターンプロジェクト2005」を開始します。
パソナグループでは、2003年より同プロジェクトを実施し、中高年や若年層フリーターを対象に、農業の知識や経験を積んでもらうことで、将来の就農サポートをしてきました。 また、今年2月には水耕栽培やLED(発光ダイオード)などの人工光を使った植物栽培を行う就農支援施設「PASONA O2(パソナオーツー)」をパソナ東京本社地下2階にオープンさせ、大手町という立地を活かし、農業に興味のある人、農業をまったく知らない人にも農業の魅力を感じてもらう施設として展開しています。
今回のプロジェクトでは、6月から10月末までの期間、受入農家・農業法人での農作業実習を受けながら農作物の栽培方法を単純に学ぶだけではなく、農業経営者として将来独立ができるよう、自ら栽培作物を企画し、生産から流通・販売までを実行してもらいます。また、農業の実習研修のほか、同社が企画するビジネスマナー研修や農業法人経営者、有識者を招いた勉強会などの開催も予定しています。
今回参加者の多くは、20代後半から30代のビジネス経験のある新規就農希望者が集まっています。長年ITエンジニアとして勤めていた人など、これまでの経験や知識を活かして、新たなビジネスの可能性を農業に求め、研修に参加しています。
今月、改正農地法が成立し、9月からは全国で株式会社のリースによる農業参入が解禁となります。外食産業や食品メーカーを中心に農業への新規参入が加速すると考えられます。農業を新しいビジネスと捉え、産業として復興させる優秀な人材を育成し、農業を活性化することで農業を含めた周辺産業においても、新たな“雇用創造”を目指す研修プログラムとして実施していきます。
(パソナ http://www.pasona.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・6月8日)