リクルートワークス研究所が
2006年の「大卒求人倍率調査」を発表
リクルート ワークス研究所(東京都中央区、柏木斉・代表取締役社長兼CEO)では、1984年から大卒求人倍率を算出しています。このたび、2006年3月卒業予定者の大卒求人倍率に関する調査結果(「第 22 回ワークス大卒求人倍率調査(2006年卒)」)がまとまりましたので、ご報告します。
■採用予定数(求人数)は、70万人に迫る勢い。求人倍率は1.37倍から1.60倍へ
来春2006年卒業予定の大学生・大学院生を対象とする、全国の民間企業の求人総数は69.9万人と、昨年より10.2万人(+17.1%)の大幅な増加となり、好景気時代の1989年卒業者対象の求人総数と同水準になりました。景気回復による企業側の求人意欲の活発化と、非正規社員では置き換えられない人材需要の発生、団塊世代の大量退職がはじまる2007年問題への対応が、こうした大幅増加の要因と推測されます。一方、学生の民間企業就職希望者は、43.6万人と昨年より0.1万人の微増。結果、需給バランスである求人倍率は1.60倍となりました。
■大企業から中小企業まで、全ての企業規模で、対前年二ケタの伸び
昨年、100人以上の大手・中堅企業の採用意欲の伸びとは対象的に、100人未満の中小・零細企業は低調でした。しかし、今年は、中小・零細企業を含めたすべての企業規模で、対前年二ケタの伸びとなりました。その中でも、5〜49人企業と100〜299人企業の伸びは20%を超えました。
■流通業の倍率は、調査開始以来、最も高い5.29倍
「流通業」の求人総数は28.3万人と昨年より4.6万人の増加。一方、民間企業就職希望者数は昨年の5.3万人とほぼ同数(+1.3%)の5.4万人。その結果、求人倍率は昨年の4.49倍より0.80ポイント上昇した5.29倍となり、業種別の調査開始以来、最も高い数値となりました。
調査の詳細はこちらまで。
リクルート ワークス研究所 http://www.works-i.com/
(リクルート http://www.recruit.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・5月31日)