シェイクがコンピテンシーを診断する
若年層向けアセスメント研修をリリース
人材育成・人事採用コンサルティングのシェイク(東京都渋谷区、森田英一・代表取締役)はこのほど、受講者の行動履歴を基にコンピテンシー(高業績者の行動特性)を診断する若年層向けアセスメント研修パッケージ「セルフマネジメント・スイッチ」をリリースしました。
本研修は、今まで定量的評価が困難であったPDCA特性、コミュニケーション能力、チームワーク力、責任感などのビジネスコンピテンシーを独自手法によって測定し、受講者のスキルが満たされているか、満たされていないのであれば具体的にどこが不足しているのかを定量的に明らかにすることで、受講者本人に深い自省を促し、行動変容を起こすものです。
これまで、コンピテンシーの診断は紙やウエブ上で行われるのが一般的でしたが、自己申告や知識測定になるため、「実際に行動できるのか」ということを特定することは困難でした。また、受講者をアセッサーがチェックするアセッサー方式による診断も、アセッサーの能力に依存するため診断結果にバイアスがかかる、診断に多大なコストがかかるなどの課題がありました。
シェイクが開発した「セルフマネジメント・スイッチ」研修では、受講者の実際の行動履歴をもとに診断する「アクショントラッキング方式」を採用しているため、受講者のコンピテンシーを忠実にスコア化することができ、受講者本人も結果に対し納得できるため、フィードバックにより深い自省を促し、行動変容を起こすことが可能となります。
■「セルフマネジメント・スイッチ」の詳細について
研修は、構成としてワークDAY(1日目)と、シミュレーションDAY(2日目)に分かれています。ワークDAYでは、PDCA特性、コミュニケーション能力などのコンピテンシーについて、ミニケースを用いて、自分で考え、チームで話し合い、プレゼンするワーク形式で学習します。ここで学習した内容が実際にできるかどうかを、シミュレーションDAYで実践します。
シミュレーションDAYは、・シミュレーションパート・アセスメントパート・フィードバックパートの3つのパートに分かれています。
シミュレーションパートでは、実際の職場を忠実に再現した空間で、受講者に実務同様に仕事をしてもらいます。受講者には、本研修専用の氏名と役割が与えられ、バーチャルな職場空間と時間概念、そしてミッションが与えられます。そこでは、通常業務同様、リアルタイムにメールの受発信が行われ、上司や顧客とのアポイントを取ることが出来ます。受講者は、主要業務以外にも、雑用や人からの頼まれ事などに追われるマルチタスク状態の中、自分で仕事の段取りを組み優先順位をつけて、行動をしなくてはなりません。顧客はわがままで、時に不条理なことも要求されます。また、上司はいつでもいるとは限りません。こうしたリアルな状況下で、受講者は各種行動をとっていきます。
アセスメントパートでは、シミュレーションパートで取った行動を振り返り、受講者自身に、自己とチームメンバーについて、アクショントラッキングシートに記入してもらいます。トラッキングシートは記入後回収され、即時に診断されます。診断は、シェイクが定義した「自律型人材フレームワーク」で行われます。
フィードバックパートでは、講師からアセスメント結果を発表するとともに、チーム別の順位を判定し、表彰します。また、アセスメント結果の解説をし、各人の不足するスキルについてのフィードバックを行います。さらに、チームメンバー間での相互フィードバックも行われます。アセスメント結果と講師、チームメンバー双方からのフィードバックによって、受講者は「知っていること」と「できること」の違いを痛感し、深い自省をします。ここで得た「失敗体験」をもとに翌日からの実業務へのアクションプランを作成し、行動変容をコミットします。
(シェイク http://www.shake.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・5月13日)