レビックグローバル、「多文化チーム・マネジメント」
教育プログラム(アジア編)をスタート
企業内教育サービスのレビックグローバル(東京都渋谷区、川口泰司・代表取締役社長)は、外国人の部下を率いる日本人リーダーに求められるコミュニケーションとリーダーシップの実践的ノウハウを効果的に学ぶための教育プログラム「多文化チーム・マネジメント 〜アジア編〜」のDVD版を11月に、eラーニング版を12月にリリースします。
グローバル化の進展に伴って、企業の経営上、また社会的責任の面からも不可欠になってきている「ダイバーシティ(多様性の受容)」の考え方を理解し、これを組織運営にどのように活かしていけばよいのか、また激化する国際競争の最前線にあって、多様な国籍や性別、価値観が共存する多文化組織の生産性を高めるにはどのようなリーダーシップとコミュニケーションスキルが必要なのか、外国人と共に働くすべての日本人、海外赴任者の方の求められるマネジメントのノウハウを教材化しました。
地方自治体における海外進出支援組織、銀行の顧客支援サービス部門、商工会議所・図書館や、企業における海外赴任者教育/人事部門、海外の営業拠点/工場の管理部門などを対象に、初年度300セットの販売をめざします。
■ 開発の背景・課題
日本国内での外国人の雇用は、1996年の65万人から、10年後の2006年までに42%増の92.5万人に拡大しています(*1)。また、2004年1月に開催された世界経済フォーラムでは、日本が少子化による労働力を補うために、将来的には現在の11倍の労働者を海外から受け入れざるを得なくなるという予測も発表されています。いまや、日本の企業経営においては海外赴任者に限らず、「ダイバーシティ」を理解し、多様性の高い組織、外国人の部下を効果的にマネジメントできる人材の育成が不可欠なものになっているといえます。
(1) 日本において「ダイバーシティ」の推進が必要とされる背景
・ 企業活動の国際化
企業拠点の国際化/経営から工場までの労働力の国際化/外国人の人口増加
・ コミュニケーションの国際化
Eメールやテレビ会議の発達/国際購買/途上国の教育水準の向上
・ 社会構造の変化
高齢者の再雇用/外国からの労働力流入/女性の社会進出/ライフスタイルの多様化/就労形態の多様化
・ 企業の社会的責任の高まり
従業員の尊重/訴訟リスク
(2) ビジネス戦略における「ダイバーシティ」推進のメリット
・ 多様な才能を持つ人材の採用と定着の促進
・ 組織の問題解決力、創造性の拡大
・ 多文化市場へのマーケティング
・ 戦略的提携能力の強化
・ 企業価値の増大
また、日本企業では海外赴任者の教育・研修には多文化マネジメントの教育を行う余裕が少なく、英会話と現地でのビジネス、社内制度等の教育に多くの時間とコストが費やされ、赴任してはじめて多文化間のコミュニケーションギャップの大きさが課題として認識されるというのが現状です。さらに日本人マネージャーの多くは3年間程度で次々と交代するため、多文化マネジメントスキルを組織内で伝承させることやローカルスタッフとの関係構築がなかなかできないという問題があります。このような現状において、当社は、日本人リーダーと外国人スタッフ、日本企業と地域社会の共存共栄のために、「多文化チーム・マネジメント 〜アジア編〜」を開発いたしました。
*1 出所:厚生労働省研究会推計2008より
■ 特長
1. 英会話学校では教わらない、実践的なコミュニケーションスキルを学ぶ
2. アジアのナショナルスタッフの要望から抽出された実践的リーダーシップ行動を学ぶ
3. 個人学習にも研修にも対応した映像メディア教材
■ 商品概要
<タイトル>
「多文化チーム・マネジメント 〜アジア編〜」
<プログラム構成>
コース1: グローバル・ダイバシティ入門
〜組織の多様性を競争力に変えるために〜(25分)
コース2: グローバル・コミュニケーション アジア編
〜ナショナルスタッフと信頼関係を築くために〜(36分)
コース3: グローバル・リーダーシップ アジア編
〜多文化チームの生産性を高めるために〜(56分)
<提供形態と価格>
DVD 全3枚:セット価格315,000円(税込)、各コースにワークシート1部付き
(コース別の販売、ワークシートの追加販売もございます)
eラーニング:講座受講料 未定
当社の法人向け人材育成ポータル「ナレバスネット」を通じて提供されるコンテンツです。
<監修>
河谷 隆司(かわたに・たかし)
(株)ダイバーシティ・マネジメント研究所 代表取締役。異文化マネジメント・コンサルタント。
関西外国語大学外国語学部卒業。日本人赴任者と現地管理者のインターフェースとして、中国からアセアン、欧米各地の日系企業・外資系企業・政府機関等での効果的マネジメントを指導する。産能大学国際部講師、マレーシア戦略国際問題研究所・客員研究員などを経て現職。
※ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
レビックグローバル http://www.revicglobal.com//同社プレスリリースより抜粋・10月27日