ワークポート、「IT・インターネット業界の転職事情」調査報告
『転職希望者の志向から見るIT業界の転職動向』
ワークポート(東京都品川区、田村高広・代表取締役社長 CEO)は、『IT・インターネット業界に専門特化した人材紹介会社』という特長を活かし、ワークポートの無料転職支援サービス利用者を対象に転職希望者の推移・傾向』を多面的に調査し、その結果を定期的に発表しています。 今回は、IT・インターネット業界へ転職を希望されている方の『希望企業規模』『転職する際に重要視するポイント 』を調査し、転職希望者の志向をまとめました。 【 調査結果詳細 】 <調査概要> ■ 調査対象: 株式会社ワークポート「IT・インターネット業界転職支援サービス」利用者 ■ 調査機関: 株式会社ワークポート < 1. IT・インターネット業界を志望する転職希望者の希望企業規模 > 〜大企業よりも、中小企業に人気が集中〜 転職希望者に、その希望転職先の企業規模を尋ねてみると、およそ半数の人が「規模は問わない」と回答しています。IT・インターネット業界は、他業界と比較すると中小のベンチャー企業が多いことも要因のひとつですが、会社の規模よりも、その事業内容や業務内容を重視する傾向が強いと言えます。 また、企業規模を回答した人の中では、最も希望率が高かったのは「99人以下(30.4%)」、続いて「999人以下(15.3%)」となり、意外なことに従業員1000人を超える大企業を希望する人は1割以下でした。この傾向は特にエンジニア職を希望する人に多く見られ、大企業の中で下流のプログラマーとして従事するよりも、中・小企業で幅広い業務や権限のある業務に従事したいと考えている人が大多数を占めました。反対に、営業や経理、人事などのバックオフィス職を希望している人は、技術職希望者と比較すると大企業を志望する人の割合が高くなっています。 このことから、技術職では中・小企業でスキルアップ、キャリアアップを図る意向が強く、非技術職では安定感のある大企業への転職願望が比較的強いことがわかりました。 < 2. IT業界へ転職する際に重要視するポイント > 〜「年収」以外で重視するポイントは、「ゼネラリスト志向」「スペシャリスト志向」で意見が二分〜 実際に転職活動を行う際に「最も重視するポイント」を調査すると、「年収」という答えが全体の約7割となりました。特に、20代〜30代前半の若年層においては、ほとんどの人が「年収」を最も重視すると答えています。 年収以外では、「仕事のやりがい」「キャリアアップ/チェンジ」で希望が分かれました。「仕事のやりがい」を重視すると答えた人の中では、「大規模な案件に携わってみたい」「自社パッケージを開発したい」などの業務規模に関する希望が多く、キャリアアップを志望する人はプロジェクトマネージャーやコンサルタントなど、作業要員から管理職や指導する立場への転換を希望する声が目立ちます。 一方で、システム開発やWebコンテンツ制作の分野においてプロジェクトマネージャーの要職にありながらも「管理業務に徹するよりも、現場で実際に手を動かす仕事がしたい」という理由から、システムエンジニアやクリエイターとしての転職を希望する人も見られました。これは、「ゼネラリスト志向」「スペシャリスト志向」がはっきりと二分された結果と言えるでしょう。 これらの結果からもわかるように、若年層では年収や待遇を重視する傾向にありますが、自分の適性をしっかりと見極めたキャリア設計が重要です。 ■ 詳細はこちらをご覧ください。 (ワークポート http://www.workport.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・5月29日) |