ワークポート、「IT業界の転職事情」調査報告
『転職希望者の就業状況から見るIT業界の転職動向』
ワークポート(東京都品川区、田村高広・代表取締役社長 CEO)は、『IT・インターネット業界に専門特化した人材紹介会社』という特長を活かし、ワークポートの無料転職支援サービス利用者を対象に『IT・インターネット業界への転職希望者の推移・傾向』を多面的に調査し、その結果を定期的に発表してまいります。 今回は、IT・インターネット業界へ転職を希望されている方の『在離職状況』『現在(前職)の雇用形態』および『希望転職時期』を調査し、どのような就業環境での転職希望者が多いのかをまとめました。 【 調査結果詳細 】 < 調査概要 > ■ 調査対象: 株式会社ワークポート「IT業界転職支援サービス」利用者 ■ 調査機関: 株式会社ワークポート < 1. IT業界を志望する転職希望者の在離職区分比> 〜就業中から転職活動を始める方が半数以上を占める〜 転職希望者の転職活動時期を調べてみると、半数以上が就職中に転職活動を開始していることがわかりました。しかしながら、この「就業中」の中には、既に退社日が決定している場合も含まれており、“転職先の決定後に現職の退職手続きを行う”という方はさほど多くないように見受けられます。 また、すでに離職している転職希望者も約40%という高い割合を示しています。離職に至った理由は様々ですが、就業中から就職活動を行ないながらも、転職先が決まらないうちに退職日を迎えてしまうケースも多いようです。 このことから、“在職中から転職活動を始めるものの、就業中の転職活動は実質的に難しく、結果として離職期間が発生する”という背景がうかがえます。 < 2. IT業界を志望する転職希望者の直近の雇用形態比> 〜正社員雇用からの転職希望が大多数〜 転職希望者の「転職活動開始時の雇用形態」を調査したところ、正社員雇用で就業している人が69.6%と、ほぼ7割を占める結果となりました。 契約社員や派遣社員などの雇用形態から、安定した正社員雇用での就職を望む声ももちろんありますが、正社員として働きながらも、現在の仕事や職場環境に不満を持っていたり、さらなるキャリアアップを目指して転職を希望する人が圧倒的に多いことがわかります。また、フリーランスや業務委託で仕事をしていた方の割合が12.3%と、契約社員・派遣社員の割合を上回っている点も、IT・インターネット業界の特徴と言えるでしょう。 < 3. IT業界を志望する転職希望者の希望転職時期 > 〜早期での転職志向強く、長期的な転職活動は少数派〜 転職希望者に「希望する転職時期」を尋ねてみると、『すぐにでも』という答えが圧倒的多数を占め、次いで『3ヵ月以内には』という結果になりました。逆に、半年以上の長期的な見通しで活動をしている人は少数に留まっています。このことから、現職に従事しながらも就業環境に満足しておらず、「良い企業さえあれば直ぐにでも転職したい」と考えている人が多いことがわかります。 先の調査結果からわかるように『半数以上の人が正社員として就業中』であるにもかかわらず、「直ぐにでも転職したい」と希望する理由としては、“仕事内容に対するモチベーション低下”や、“労働環境に対する不満”“キャリアプランの限界”などが挙げられます。 今後、社員の流出抑止や新社員の獲得には、業務・事業内容もさることながら、“働きやすさ”などの労働環境の改善が、企業側にも求められていると言えるでしょう。 ■ 詳細はこちらをご覧ください。 (ワークポート http://www.workport.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・5月15日) |