企業の新卒採用早期化の実態調査
企業に応募する際、"給与以外"で重視した項目第1位は「勤務地」
総合人材サービスのマンパワーグループ株式会社 (本社・東京都港区、代表取締役社長:池田 匡弥、以下マンパワーグループ)は、社会人1~3年目の男女400名を対象に、「企業の新卒採用早期化の実態調査」を実施、本日結果を発表します。
「企業の新卒採用早期化」の背景
2023年4月に内閣官房が「インターンシップを活用した就職・採用活動の日程ルールの見直し」において、専門性の高い人材の選考開始時期を大学3年生終了前の春休みへ前倒しすると発表しました。採用活動を行う企業が「専門活用型インターンシップ(就業体験)」の要件を満たすことが前提条件とされており、2023年4月に大学2年生となった学生からこの新ルールの適用が始まります。これにより、インターンシップに注力する企業の増加など採用手法の多様化が想定されます。
企業に応募する際に"給与以外"で重視した点トップ3:「勤務地」「待遇・福利厚生」「会社の業種・業態」
企業に応募する際、"給与以外"で重視したことについては、「勤務地」(52.0%)、「待遇・福利厚生」(50.0%)、「会社の業種・業態」(48.5%)が上位を占めました。一方、"給与以外"で最も重視したことは、「会社の業種・業態」(16%)、「業務内容・職種」(16%)という結果になりました。
就活生として感じた「企業の新卒採用早期化」のメリット・デメリットに関する実際の声就活生として感じた「企業の新卒採用早期化」のメリット
「早くから就活を始めることで、早く選考を終えることができる」
就活を早く終わらせて研究に専念できた(入社2年目/男性・25歳)
「出会える企業の幅や自分の可能性が広がる」
今まで知らなかった優良企業に出会える可能性が大きくなり、やりたい仕事・志望する企業を絞ってギリギリまで就活をしなくていい(入社2年目/男性・23歳)
就活生として感じた「企業の新卒採用早期化」のデメリット
「企業によって早期化の差が見られる」
早期化していない企業と早期化している企業で選考期間が異なるため、早期化している企業の内定承諾への返事を、早期化していない企業を受けていない段階で決めなければならなかった(入社2年目/女性・23歳)
「インターンシップの影響が大きい」
インターンシップに参加できない企業の内定がもらいにくい(入社3年目/女性・26歳)
調査結果より
今回の調査結果より、就活生が"給与以外"で重視した点は「勤務地」や「待遇・福利厚生」などが上位を占め、働きやすさを求める傾向にあることがわかりました。企業が学生とのマッチングを向上していくためには、入社するまでを長い視点として捉え、学生とのコミュニケーションの中で、自社の業務内容やキャリア形成支援制度などを継続的に伝えていくことが不可欠です。
【調査概要】
調査時期:2023年7月20日~7月24日
調査対象:22歳~29歳の社会人3年目までの男女
有効回答:400名
調査方法:インターネット調査
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(マンパワーグループ株式会社/ 10月11日発表・同社プレスリリースより転載)