「25卒 サマーインターン」実態調査
43%がインターンを実施するも、従業員数300名以下の企業7割は「実施なし」。
開催日数は「1日」、実施内容は「業務体験をメインにしたもの」が最多。
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する新卒学生向けスカウトサービス『iroots』が、2025年に卒業予定の大学生/大学院生を採用予定の企業を対象に「サマーインターン」についてアンケートを実施。198社から回答を得ました。以下、結果をご報告します。
<調査結果 概要>
★ 全体では43%の企業が25卒向けサマーインターンを実施するも、従業員数300名以下の企業7割は「実施なし」。
★ 開催日数は「1日」、実施内容は「業務体験をメインにしたもの」が最多。従業員規模が小さい企業ほど、対面開催を重視する傾向に。
★ 約7割の企業がインターン参加における選考は実施なし。従業員数1001名以上の企業は半数以上が選考を実施。
★ インターン実施後の導線、「会社説明会」への誘導が最多。従業員1000名以下の企業は「個別面談」の実施率が高い傾向に。
<調査結果 詳細>
1:全体では43%の企業が25卒向けサマーインターンを実施するも、従業員数300名以下の企業7割は「実施なし」。
2025年卒採用から、政府によるルール変更に伴い「5日間以上の日程で、就業体験が参加日数の半分以上を占める」インターンシップの場合、企業はインターンで得た学生情報を採用活動に利用できるようになりました。
2025年卒採用を実施予定の企業にサマーインターンの実施有無を聞くと、43%が「はい」(実施する)と回答しました。企業規模別で見ると、301名以上の企業は半数以上(301名~1000名:56%、1001名以上:57%)が実施すると回答したのに対し、300名以下の企業の実施は29%に留まり、7割が実施していないことが分かりました。
2:開催日数は「1日」、実施内容は「業務体験をメインにしたもの」が最多。従業員規模が小さい企業ほど、対面開催を重視する傾向に。
サマーインターンの開催日数を伺うと、最多は「1日」(33%)でした。企業規模別で見ると、1001名以上の企業の86%が「2日以上」(2~3日:30%、4日~6日:33%、1週間以上:23%)と回答しました。
実施内容を伺うと、最多は「業務体験をメインにしたもの」(64%)でした。続けて実施方法を伺うと、55%が「対面」と回答し、インターンにおいても対面回帰の傾向がうかがえました。企業規模別で見ると、300名以下の企業は79%が「対面」と回答し、従業員数が少ない企業ほど対面を重視していることが分かりました。
3:約7割の企業がインターン参加における選考は実施なし。従業員数1001名以上の企業は半数以上が選考を実施。(図5)
「サマーインターン参加者を選ぶための選考を実施しましたか?」と伺うと、69%の企業が「いいえ」(実施していない)と回答しました。全体では実施していない企業が多数派の一方、企業規模別で見ると、従業員数1001名以上の企業は57%と、半数以上が選考を実施していることが分かりました。
4:インターン実施後の導線、「会社説明会」への誘導が最多。従業員1000名以下の企業は「個別面談」の実施率が高い傾向に。
「サマーインターン実施直後に行なう施策は、どのような活動を計画していますか?」と伺うと、「会社説明会」が26%で最多でした。企業規模別で見ると、1001名以上の企業は「会社説明会」が30%でトップだったのに対し、300名以下の企業は「会社説明会」「個別面談」(それぞれ25%)、301~1000名の企業は「個別面談」(25%)が最多でした。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:2025年に卒業予定の大学生/大学院生を採用予定の企業
■有効回答数:198社
■調査期間:2023年7月28日~8月10日
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社 / 9月6日発表・同社プレスリリースより転載)