キャリアと子供についてアンケート(データで知る「女性と仕事」)
キャリアのために妊娠の機会を先延ばしにした経験「ある」が約2割
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』にて、女性755名を対象に「キャリアと子供」についてアンケートを実施しました。
■調査結果(一部抜粋)
- 子供がいることでキャリア面のプラスは「子供がいる人の立場が理解できる」「視野が広がる」「お金を稼ぐモチベーションが上がる」が上位
- 子供がいることでのキャリア面のマイナスは「勤怠の乱れで迷惑をかける」「体力的につらい」「新しい仕事に挑戦しづらい」が上位
- 総合的に見て、子供がいることはキャリアにとって「マイナス」と捉える方が多数派
- キャリアのために妊娠の機会を先延ばしにしたことが「ある」人は約2割
【Q.2 子供がいることでキャリアのプラスになることは、どんなことだと思う?】
※複数回答あり
子供がいることでキャリアのプラスになることは、どんなことだと思うかを尋ねると、子供がいない人もいる人も、1位「子供がいる人の立場が理解できる」、2位「視野が広がる」、3位「お金を稼ぐモチベーションが上がる」でした。
一方「タスク管理がうまくなる」は、子供がいない人は16.0%なのに対し、いる人は33.2%と約2倍となっており、子供を持ってこそ実感するプラス面と言えそうです。
【Q.3 子供がいることでキャリアのマイナスになることは、どんなことだと思う?】
※複数回答あり
逆に、子供がいることでキャリアのマイナスになることは、どんなことだと思うかを尋ねると、子供がいない人もいる人も、1位「勤怠の乱れで迷惑をかける」、2位「体力的につらい」、3位「新しい仕事に挑戦しづらい」となりました。
「給料が減る」「転職しづらい」は、子供がいない人といる人で10%以上のギャップがあります。その他のコメントとしては「残業、接待、出張はしにくい」「女は子育てという古い考えの上司の下では働きづらい」などがありました。
【Q.4 総合的に見て、子供がいることは、キャリアにとってどう影響すると思う?】
総合的に見て、子供がいることは、キャリアにとってどう影響すると思うかを尋ねたところ、子供がいない人もいる人も「どちらかといえばマイナスに働く」が最も多く約3割となりました。
プラスに働くと答えたプラス派の割合は、子供がいない人31.6%に対し、いる人は36.7%とその差は5.1%でした。一方、マイナスに働くと答えたマイナス派の割合は、子供がいない人42.0%に対し、いる人は50.2%とその差は8.2%とやや広がりました。
【Q.5 キャリアのために、妊娠の機会を先延ばしにしたことある?】
キャリアのために、妊娠の機会を先延ばしにしたことがあるかどうかの質問に対しては、「ある」18.3%、「ない」81.7%で「ない」が大多数でした。
年代別に見てみると、30代の「ある」が他の年代に比べて高くなっています。
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
※本調査データの引用・転載の際は、「出典:女の転職type」と明記の上、該当ページURLをリンクしてご掲載ください。
■調査内容:第55回「キャリアと子供」データで知る「女性と仕事」
・調査期間:2022年6月30日~7月11日
・有効回答数:755名
・調査対象:『女の転職type』会員
・調査方法: Web上でのアンケート
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社キャリアデザインセンター/8月24日発表・同社プレスリリースより転載)