「転職で実現したいこと(キャリアアップ・キャリアチェンジ)」に関する調査
20代は「キャリアアップ」より、経験していない業種・職種に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望
実現したいことは、20代後半が「年収アップ」、20代前半が「興味を持っていた仕事への挑戦」
株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、20代の仕事観をひも解くために、アンケート調査を実施しました。今回は、「転職で実現したいこと(キャリアアップ・キャリアチェンジ)」に関して調査。転職において20代は、「キャリアアップ」よりも、これまで経験していない業種・職種に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望する傾向が明らかになりました。キャリアチェンジで実現したいことは、就業経験3年以上の「ヤングキャリア」と就業経験3年未満の「第二新卒」で異なる結果となりました。ヤングキャリアは、「給与・年収を上げたい」が最多。業種や職種を変えることで、年収を上げたいと考える人が多いと推察されます。「第二新卒」は「興味を持っていた仕事に挑戦したい」が最も回答を集めました。
【TOPICS】
- 20代は「キャリアアップ」よりも、これまで経験していない業種・職種に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望
- 職歴3年以上のヤングキャリアが「キャリアチェンジ」で実現したいことは「給与・年収アップ」。
- 職歴3年未満の第二新卒は「興味を持っていた仕事への挑戦」を希望
- 「キャリアアップ」で実現したいことは「給与・年収を上げたい」が最多
【調査の背景】
キャリア層の転職においては、経験やスキルを活かしてより高いポジションを目指す「キャリアアップ」が重視される傾向です。キャリア層と比較すると経験年数が短い20代の転職では、「キャリアアップ」が重視されているのか。それとも、20代の転職では「キャリアアップ」と異なる項目が重視されているのか調査しました。
(1) 20代は「キャリアアップ」よりも、これまで経験していない業種・職種に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望
転職において20代は、「キャリアアップ」よりも、これまで経験していない業種・職種に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望する傾向です。ヤングキャリアは、「キャリアアップ」を希望する割合が33.9%、「キャリアチェンジ」を希望する割合が50.0%となりました。「キャリアチェンジ」を希望する人が、「キャリアアップ」を希望する人の1.47倍となっています。
第二新卒は、「キャリアアップ」を希望する割合が26.8%、「キャリアチェンジ」を希望する割合が58.1%でした。「キャリアチェンジ」を希望する人が、「キャリアアップ」を希望する人の2.16倍となっています。「キャリアチェンジ」を希望する傾向は、社会人経験が短いほどより顕著であることが分かります。
(2)職歴3年以上のヤングキャリアが「キャリアチェンジ」で実現したいことは「給与・年収アップ」。
職歴3年未満の第二新卒は「興味を持っていた仕事への挑戦」を希望
キャリアチェンジで実現したいことは、就業経験3年以上の「ヤングキャリア」と就業経験3年未満の「第二新卒」で異なる結果となりました。ヤングキャリアは、「給与・年収を上げたい」が最多。業種や職種を変えることで、年収を上げたいと考える人が多いと推察されます。「第二新卒」は「興味を持っていた仕事に挑戦したい」が最も回答を集めました。
(3)「キャリアアップ」で実現したいことは「給与・年収を上げたい」が最多
キャリアアップで実現したいことは、「給与・年収を上げたい」が最多。次いで回答を集めた項目は、ヤングキャリアが「より高いポジションに就きたい」、第二新卒が「より経験やスキルを磨きたい」でした。給与や年収をアップさせることを前提に置きつつ、ヤングキャリアは役職や裁量を、第二新卒はスキル習得を希望していると推察されます。
■調査概要
・調査期間:2022年6月13日~6月26日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:20代・転職を希望する社会人(20代専門転職サイト「Re就活」のサイト来訪者)
・有効回答数:445件
・調査方法:インターネットでのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、
択一式回答の合計が100.0%にならない場合あります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/ 7月14日発表・同社プレスリリースより転載)