非正規雇用の外国人・シニア層に関する企業調査(2022年)を発表
非正規雇用の外国人採用は47.4%で前年より10.8pt増加
シニア採用は67.4%で前年より2.4pt増加
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、非正規雇用(アルバイト/派遣/契約社員)の採用業務担当者を対象とした、「非正規雇用の外国人・シニアの採用に関する企業調査」を発表しました。調査結果の概要(一部抜粋)は以下の通りです。本調査は今回で4回目となります。(有効回答数:1,545名)
【TOPICS】
◆非正規雇用の外国人採用は47.4%で前年より10.8pt増加。採用意向のある企業も56.6%で前年より9.8pt増加する結果に
◆非正規雇用のシニア採用は67.4%で前年より2.4pt増加。業種別では、[警備]が88.2%と2019年から4年連続でトップ
◆シニアに期待する役割・能力は、「第一線で現場社員として活躍するための知識・スキル」が11.4pt増と最も増加。採用したい年齢は「71歳以上」が21.4%で前年より5.1pt増加
【調査概要】
非正規雇用の外国人採用は全体で47.4%と、前年より10.8pt増加。業種別では、[コンビニ・スーパー]が68.5%と最も高く、 次いで[ホテル・旅館]が62.5%、[飲食・フード]で59.6%となった。
外国人の採用意向がある企業は56.6%で前年より9.8pt増加し、半数を超えた。業種別では15業種中14業種で前年より増加しており、[コンビニ・スーパー]が最も高く67.6%、次いで[ホテル・旅館]で67.3%、[飲食・フード]で64.2%となった。コロナ渦が落ち着きはじめ、経済活動再開に向けた人材確保のため、販売・接客業で外国人の採用実施率と採用意向がともに高まっていることがうかがえる。
また、非正規雇用のシニアを採用している企業は67.4%で前年より2.4pt増加した。業種別では、[警備]で88.2%と2019年から4年連続で最も高く、次いで[清掃]で 83.7%となった。今後の採用意向は63.2%と前年より1.9pt増加。業種別では、[警備]で84.9%と最も高く、次いで[清掃]で75.0%となった。
[警備][清掃]はシニア採用実施率・採用意向がいずれも上位となり、慢性的に人手不足である業種においてシニア雇用が積極的に行われていると考えられる。
シニアに期待する役割・能力は、「職場に特有の専門知識・専門スキル」が43.2%と最も高く、次いで「若手・中堅社員への指導やサポート」が37.8%、「第一線で現場社員として活躍するための知識・スキル」が35.9%となった。前年比では、「第一線で現場社員として活躍するための知識・スキル」が11.4pt増と最も増加し、次いで「若手・中堅社員のロールモデルとなる」が7.9pt増となった。
シニアに対し若手・中堅社員の補佐としての役割だけではなく、現場で戦力としての活躍を期待する企業が増加していることがわかる。
シニアについて何歳までを採用したいか聞くと、「66~70歳」が56.4%と最も高く、「71歳以上」は21.4%と前年より5.1pt増加した。2021年4月に改正高年齢者雇用安定法が施行され、65歳までの雇用継続義務に加えて、70歳までの就業機会確保が企業の努力義務になったことが、シニア雇用の年齢延長を後押ししたと考えられる。
【調査概要】『非正規雇用の外国人・シニア採用に関する企業調査(2022年)』
調査期間:2022年5月18日(水)~2022年5月29日(日)
調査方法:インターネット調査
調査対象:直近半年以内に非正規雇用の採用業務に携わった20〜69歳の男女
有効回答数:1,545名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/6月24日発表・同社プレスリリースより転載)